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» 2016年09月28日 08時00分 UPDATE

マーケティングメトリックス研究所 ITmedia派出所:検索順位とCTRは連動しない? Google検索のカラクリを分析してみた (1/3)

Google検索にまつわる「検索結果順位とCTRは反比例しており、順位は高ければ高いほど良い」という話は、果たして本当なのか? 著者が自身のサイトのデータを用いて検証してみました。

[松本健太郎,ITmedia]

この記事は松本健太郎氏のブログ「松本健太郎の“マーケティングメトリックス研究所 ITmedia派出所”」より転載、編集しています。


 タレントのGENKINGさんに「リアルじゃない」と評価されたGoogleの検索結果(参照リンク)。これってただのポジショントークじゃないの? という見方もあるかもしれませんが、我がマメ研も便乗して、Google検索にまつわる“リアルじゃない話”を取り上げようと思います。

 それは、検索結果順位とCTR(Click Through Rate:クリック率)は反比例しており、検索順位が高ければ高いほど、CTRが良いという考え方。果たして、それは本当なのでしょうか? 週次で本家マメ研サイトのSEO対策を施している所長としては、実は違和感があるのです。

Google検索の結果は「リアルじゃない」?

 まずは、GoogleSearchConsoleからDLした、本家マメ研サイトの2015年08月24日週から2016年02月08日週までの25週分のデータを使って確認していきます。25週分のクエリごとの表示回数、クリック数を順位単位で集約してみました。そして、その集約した結果でCTRを割り出します。

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 折れ線グラフで表すと以下の通りです。

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 マメ研サイトも例に洩れず、横軸の順位に対して縦軸のCTRが指数的に減衰しています。面白いのは10位まで減衰したCTRが、11位以降に再び上昇していることでしょうか。これだけを見ると、「順位は高ければ高いほど良い」という考えは正しいように見えます。しかし、注意すべきはコンテンツの中身を考えずに「データを順位ごとに集約した」という点です。

 つまり人気がなくなった(表示回数は減った)けど順位は高い(Googleに評価されている)阪神ネタも、人気がある(表示回数は多い)けど順位は低い(競合が多い)競馬ネタも、順位という縛りで集約しているため、分析結果に表れてきません。まさに「リアルじゃない」のです。

 そこで25週分のデータを一列に並べ、順位とCTRの散布図を作成してみました。

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 どうでしょう。思っていたのと違う結果が出ました。50位までのほとんどでCTR 100%のケースがありました。中には表示回数1回、クリック数1回というデータもあるのでしょう。

 結果として、指数のような曲線にはなりませんでした。むしろ、クリック数と掲載順位の方が指数的な曲線を描く散布図となりました(下図)。

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 ちなみに、40位で跳ねている点がありますが、これは「有馬記念」というキーワードです。

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