Appleが、10億ドルファンド「Advanced Manufacturing Fund」の最初の投資先として「ゴリラガラス」メーカーのCorningを選び、2億ドルを投じると発表した。
米Appleは5月12日(現地時間)、iPhoneなどでも採用する「ゴリラガラス」で知られる米Corningに2億ドルを投資すると発表した。
これは、同社の10億ドル規模の「Advanced Manufacturing Fund」としての最初の投資になる。このファンドは、「米国の製造業でのイノベーションを育成する」目的で立ち上げたという。
AppleはCorningのゴリラガラスを初代iPhoneから採用している。今回の投資は、Corningの研究開発、米ケンタッキー州ハロッズバーグにある同社工場のガラス製造の設備投資などに充てられる見込み。
Appleはこの投資についての発表文で、同社が米国内で約200万人の雇用を創出しており、2016年だけでも500億ドル以上を米国内のサプライヤーやメーカーに支払っていると強調した。
ドナルド・トランプ米大統領は選挙期間中から、Appleが米国内で雇用を創出していないと批判していた。
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