Amazon.comが米国で、集合住宅などに置ける大型の無料宅配ロッカー「Hub」の申し込み受け付けを開始した。1つのHubには43の鍵付きロッカーがあり、中央のパネルに暗証番号を入力することで開く。Amazon以外からの荷物のやり取りにも使える。
米Amazon.comは7月27日(現地時間)、Amazon.com以外からの配送物にも対応する無料の宅配ロッカー「Amazon Hub」の提供を開始した。申し込みフォームをみる限り、提供範囲は米国のみのようだ。
同社は2011年から米国で有料の「Amazon Locker」を駅などに設置しているが、Hubは希望者の住宅に無料で設置する。サイズはおよそ210×180×30センチ(屋外用と屋内用で少しサイズが違う)で、大小様々なサイズのロッカーが43個組み込まれている。
つまり、個人用というよりは、集合住宅や一戸建ての場合も近所で共同で使うことを想定している。Amazon Lockerと同じように個人の暗証番号を入力するパネルが付いており、ここで番号を入力してそれぞれのロッカーを開ける。
屋内用と屋外用があり、それぞれ4種類のカラーを選べる。申し込みフォームでは、住宅の形態(集合住宅かどうかなど)やHubを置くスペースがあるかどうか、その住宅の責任者かどうかなど、細い質問に答える必要がある。
Amazon.com、売上高は2桁増も技術投資がかさみ77%の大幅減益
Amazon、車のトランクに荷物を配送するサービス Audi、DHLと提携で
Amazon、再配達減らす次世代大型ポストを販売 日本郵便とナスタと共同開発
Amazon、ドローンでの配送サービス「Prime Air」構想を発表Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.