Linuxでfdiskコマンドを利用してハードディスクの領域を確保する場合,8Gバイト以上(1024シリンダ)が認識できないことがある。
このような場合は,Windowsのfdiskを併用するのが簡単だ。Windows(MS-DOS)で8Gバイト以上の領域を確保した上で,Linuxのインストール,あるいは追加したハードディスクを次のようにパーティションID番号を変更すればよい。
次の表示例は,2台目のハードディスクとして追加している場合のID変更だ。
# fdisk /dev/hdb コマンド (m でヘルプ): p ディスク /dev/hdb: ヘッド xxxx, セクタ xxx, シリンダ xxxxxxx ユニット = シリンダ数 of xxxxx * 512 バイト デバイス ブート 始点 終点 ブロック ID システム /dev/hdb1 * 1 xxxxxx 2515936+ b Win95 FAT32 |
ここで,2台目のハードディスクがFAT32で領域確保されているのが分かる。次のようにコマンド指定をしてパーティションのファイルフォーマットを変更すれば,Linuxで利用することができるようになる。
コマンド (m でヘルプ): t 領域番号 (1-4): 1 16進数コード (L コマンドでコードリスト表示): 83 |
ここで「l」をタイプすると,ファイルフォーマットごとのコード番号が表示される。Linuxネイティブのファイルフォーマットは,「83」だ。
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