自分のホームページなどで,ウィンドウマネージャの様子などを載せたい場合があるだろう。そんな時には,次のような方法で画面キャプチャを行えばよい。
全画面だけでなく任意のウィンドウを指定してキャプチャすることも可能だ
・xwdコマンドを利用する方法
xwdコマンドを利用するのが手軽だろう。コマンドラインから次のように入力すればよい(ここでは,例としてファイル名を「hogehoge.xwd」としている)。
$ xwd > hogehoge.xwd |
入力直後にマウスカーソルが十字に変わる。ここでキャプチャしたいウィンドウをクリック,あるいは画面全体を撮りたい場合にはルートウィンドウ(デスクトップ)をクリックすればよい。
ビープ音と共にカレントディレクトリには,上記の例では「hogehoge.xwd」というファイルが作成される。このファイルは,拡張子を意識的に付加している通りxwd形式のファイルフォーマットになっている。GIMPなどのグラフィックソフトで読み込めばよいだろう。
また,ktermなども見えないよう画面の体裁を整えたい場合は,次のように指定すれば10秒後にカーソルが十字表示になるのだ。
$ sleep 10 ; xwd > hogehoge.xwd |
・GIMPを利用する方法
最近のディストリビューションであれば,グラフィックソフト「GIMP」が用意されているだろう。GIMPを使えば,GUI上で画面キャプチャ操作ができる。
$ gimp & |
とコマンドラインから入力してGIMPを起動する。キャプチャ後は,表示された画像上で右クリックすればファイル保存などのメニューが現れるだろう。
「Xtns」メニューから「Screen Shot」を選択する
Screen Shotウィンドウが表示されると,写真のように2つの選択肢がある。上側が,ウィンドウ,下側が全画面(遅延指定も可)で,指定したら「Grab」ボタンを押せばよい
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.