パーティションのエラーチェックをしたい場合には,「ハードディスクのクラスタチェックをしたい」で紹介したように,e2fsckコマンドを利用すればよい。しかし,Linuxが動作中ではどうしてもチェックすることができないファイル(領域)ができてしまう。
チェック中にアクセスする必要のないパーティションであれば,アンマウントをすればよいだろう。しかし,ルート(/)をアンマウントするわけにはいかず完全にチェックすることが困難だ。そんな時は,次の方法でディスクチェックを行えばよい。
まず最初に,ランレベル1に移行する。ネットワークを通してのログインを禁止すると共に余計なデーモンなどを起動させないためだ。
# init 1; exit |
次にリードオンリーでルートをマウントしよう。ここでは,「/dev/hda1」が「/」として設定されている環境例だ。自分のデバイス名(/dev/xxxx)に置き換えてほしい。
# mount -r -n -o remount / ; e2fsck -afv /dev/hda1 |
チェックが完了したら,リードオンリーから通常のマウントに戻せば完了だ。
# mount -w -n -o remount / |
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