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» 2001年11月27日 00時00分 UPDATE

エラーページをカスタマイズしたい

[木田佳克,ITmedia]

 「Apacheにアクセスした際に返されるコード番号の意味が知りたい」Tipsで紹介したように,Webサーバからはアクセスコードが返されてブラウザが反応している。一般的に,エラーページとして認識される404エラーは,対象のページが存在しない場合に次のように表示される。

画面
存在しないファイルやディレクトリが指定されると404エラー(Not Found)が返される

 日ごろ見ているWebサイトによっては,この404エラーページが独自のページに置き換えられている場合があるだろう。何気ない配慮かもしれないが,エラーの際にもナビゲートできるよう自分だけのページを作成しておくのがよいだろう。Apacheの設定ファイル「httpd.conf」をカスタマイズすることで可能になる。

# vi /usr/local/apache/conf/httpd.conf

ErrorDocument 404 /missing.html

 標準では,httpd.confに「ErrorDocument」項目さえ存在しないはずだ。このため,任意の行に上記のような記述をすればよい。ここでの例では,「/missing.html」としているが,いずれかの階層下でも同一のエラーページ(missing.html)が表示できるよう,このように絶対パスで指定しておくのがポイントだ。

 また,404エラーだけでなくほかのドキュメントエラーでも,それぞれ用意されたページへ導くことが可能である。httpd.conf内の設定で「ErrorDocument 404」の数字を置き換えて設定すればよい。

画面
このように独自のエラー告知ページを作っておけば,例えリンク切れであっても,トップページへ導くなどのフォローをすることができるだろう

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