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» 2001年09月12日 00時00分 UPDATE

ディストリビューション依存で使えるソフトに違いはあるのか?

[木田佳克,ITmedia]

 現在,市場にはさまざまなLinuxディストリビューションがラインアップされている。Red Hat Linuxをはじめ日本語環境が充実しているTurbolinux,Holon Linuxなど,Linuxに馴染みのない人ほど,いったいどのパッケージを選んだらよいのか悩んでしまうことだろう。

 しかし,Linuxと呼んでいるのはカーネル自体であり,そのカーネルは基本的にディストリビューションに依存しているわけではない。独自性をアピールしているのは,日本語化されている度合いやインストーラの完成度,各ソフトの初期設定状態,商用ツールのバンドル状況などだ。

 このため,オープンソースなツールなどをインストールする場合,最低限次の環境さえ満たされていればディストリビューションの違いを意識することはないだろう。

glibc-2.1.2以上
gcc-2.95.2以上
(2001年9月現在)

 Linux環境は,Windowsと比較すると設定を行うだけでも多大な手間が必要だ。このため,必要なソフトが動作するようあらかじめ環境設定されていると,運用するまでの手間が軽減できるわけだ。初期環境の違いこそが,各ディストリビューションの違いとなって現れる。

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