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» 2002年01月23日 00時00分 UPDATE

X Window上でディスプレイの省電力モードを有効にさせたい

[木田佳克,ITmedia]

 パソコンのディスプレイ(モニタ)は,最近のほとんどのモデルで「DPMS」(Display Power Management Signaling)と呼ばれる電源管理の規格が搭載されている。「Energy Star」とも呼ばれるこの規格に対応したディスプレイは,接続されたコンピュータからの信号によって自動的に節電モードなどに移行することが可能だ。すでにWindowsやMacOSではおなじみな機能だろう。

 この機能は,Linuxでも使用することが可能だ。次のように「/etc/X11/XF86Config」ファイルを編集すればよい(もちろんディスプレイが対応されていることをあらかじめ確認しておいてほしい)。

# vi /etc/X11/XF86Config

〜次の個所を探す〜
Section "Monitor"
Identifier "Monitor0"
HorizSync 30.0-96.0
VertRefresh 50.0-160.0
Option "DPMS" ←追加する
#VendorName "EIZO / Nanao"
#ModelName "T530"
EndSection

Section "ServerFlags"
Option "StandbyTime" "10" ←追加する
Option "SuspendTime" "30" ←追加する
Option "OffTime" "60" ←追加する
EndSection

 ここでの「StandbyTime」はスタンバイに移るまでの時間,「SuspendTime」はサスペンドに移るまでの時間,「OffTime」は電源をオフにするまでの時間であり,それぞれを分単位で指定する。

 次に,X Windowの再起動後にxsetコマンドを実行する。

# xset q

DPMS (Energy Star):
 Standby: 600  Suspend: 1800  Off: 3600
 DPMS is Enabled

 上記例のように,それぞれの分数が反映表示されていればOKだ。

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