「CD-R/RWメディアに書き込みをしたい〜コマンドライン編〜」Tipsでは,cdrecordの使用環境構築について紹介した。ここでは,X Window上でWindowsのようにマウスを使う手軽な操作性実現をしてみよう。
GUIで操作が可能な主なライティングソフトには多くのものがある。中でもインストール直後に日本語メニューで表示される「X-CD-Roast」は,初めて触るにはよいだろう。ここでもX-CD-Roastを例に挙げた。
ただし,ほかのGUIソフトを含めX-CD-Roastはフロントエンドとして動作するもののため,あらかじめcdrecordでライティングできる環境を整えておく必要がある。環境構築されていない人は,前述のTipsを参考にしてほしい。
X-CD-Roast
http://www.xcdroast.org/
$ wget http://xcdroast.sourceforge.net/RPMS/a9/rh72/xcdroast-0.98alpha9-1.i386.rpm # rpm -Uvh xcdroast-0.98alpha9-1.i386.rpm Preparing... ########################################### [100%] 1:xcdroast ########################################### [100%] Checking for group "cdwrite" Setting permissions for xcdroast wrapper Setting permissions of cdrecord, readcd, mkisofs and cdda2wav |
上記ログの最後を見ると分かるが,cdrecordとmkisofs,cdda2wavの文字が見られる。RPMパッケージであれば,これらとの関連設定もされるため手軽にイメージファイル作成からライティング環境までが整う。
X-CD-Roastの起動直後からの画面を追ってみよう。起動をするにはkterm上などで「xcdroast」と入力すればよい。すぐにユーザー設定や設定ファイル自体が見つからないなどの表示が現れるが,最初は無視して構わない。また,使用できるユーザーもX-CD-Roastの中で設定する必要があるため,最初はroot権限で実行する必要がある。
cdrecordの環境が整っていれば,正常にドライブ名が表示されるはずだ。ここでは「PLEXTOR CD-R PXW2410A」の文字が見られる
まず最初にイメージファイルを作成するためのテンポラリディレクトリを指定する必要がある。特に指定する個所が無ければ,/tmp/を指定しておけばよいだろう
X-CD-Roastを使用できるユーザーを指定する。細かくどのような操作を許可するかも指定可能だ
特定のデータファイルを書き込む場合には,「マスター作成」→「マスターセッション」に「オリジナル・ファイル/ディレクトリ」から選択して追加すればよい
・ここで使用したドライブ
「PX-W2410TA」(プレクスター)
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