Tips記事
» 2002年03月27日 00時00分 UPDATE

RSAキーを使ってscp(Secure Copy)したい

[木田佳克,ITmedia]

 セキュリティを理由にRSA暗号を有効にしSSHパスワードログインを制限すると,scpによるログインにもプライベートキー(秘密鍵)ファイル「identity」が必要となる。「scp」は,Secureなcp(コピー)が可能な手段として,SSHと合わせて利用されることが多い。

 ここではWindows上から手軽にscpが可能なツール「WinSCP」を解説しよう。WinSCPの起動後は次のようなウィンドウが表示される。ポイントは,「Private key file」欄右にあるアイコンをクリックし「identity」(プライベートキー)ファイルを指定することだ。他の項目は画像内のコメント通りである。

画面
ここでは「Host name」「User name」それぞれを入力し,マウスカーソル先のアイコンを押してプライベートキー(秘密鍵)を指定すればよい

 4番までを確認して「login」ボタンを押すと,次のようにパスフレーズが問い合わされる。ここではRSAキーファイルを生成した際に入力した文字列を指定すればよい。

画面
RSAキーを生成する際に指定したパスフレーズの入力

 ログインが完了すれば下のような表示になるはずだ。経路が暗号化されている3desアイコン表示も見られるだろう。

画面
左側がハードディスク上のローカルファイル,右側がリモートのサーバディレクトリが見える

画面
このアイコンが見られれば暗号化されている証だ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

注目のテーマ