Tips記事
» 2002年04月17日 00時00分 UPDATE

Webminのセキュリティレベルを上げたい〜SSLアクセス&IPアドレス制限〜

[木田佳克,ITmedia]

 Webminは10000番ポートを空けてアクセスするよう設定される。場合によってはrootログインを行って設定することも多いため,できる限りセキュリティには気を配りたいものだ。

 ここでは,セキュリティレベルを上げる方法としてIPアドレス指定による接続元の指定,そしてWebアクセスの経路をSSL暗号化させる設定を紹介しよう。SSLアクセスに関してはあらかじめApacheの設定で対応させている必要があるが,Red Hat Linux 7.2を始め最近のLinuxディストリビューションであればRPMパッケージインストール時に(mod_sslにて)有効となっているはずだ。

画面
「127.0.0.1」はサーバ自体のホストアドレス,そしてここで指定している「192.168.0.2」はWindowsマシンのIPアドレスと仮定した。これでLinux上のXからWebminを起動させず,Windows上のIEでWebminにアクセスできるようになる

 SSLアクセスを有効にするには,「Webmin」→「Webmin設定」→「SSL暗号化」を選択して有効にすればよい。ただし,OpenSSLのほかに「Net::SSLeay」と呼ばれるPerlモジュールが組み込まれている必要がある。組み込まれていない場合は,次のようなアナウンスが表示されてしまう。

画面
WebminのSSLサポートは,Net::SSLeayを利用してアクセスを行う。このため組み込まれていない場合にはこのような表示が現れる

 Net::SSLeayは,CPANサイトからダウンロードしよう。2002年4月17日現在は,Net_SSLeay.pm-1.15.tar.gzファイルが最新版となっていた。インストールは次のように行えばよい。

$ tar zxfv Net_SSLeay.pm-1.15.tar.gz
$ cd Net_SSLeay.pm-1.15
$ perl Makefile.PL
$ make;make test
# make install

画面
Net::SSLeayが有効であればこのような表示になる。「SSLサポートがある場合にはそれを有効にする」の項目を選択して「保存」ボタンを押せばよい

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

注目のテーマ