Linuxでは、システムインストール時にスワップパーティションを確保するよう強いられる。しかし、メモリ単価の低価格化により、2003年1月現在、512〜1024MB程度を搭載するPCが増えているはずだ。
このようなPC(サーバ)でLinuxを利用する場合、データベース用途でもない限り、スワップパーティション(デバイス)が使われることは少ない。このような場合には、スワップデバイスの使用を制限してしまうといった手段も考えられる。
Linuxの起動時にスワップデバイス利用が開始されるタイミングは、「/etc/rc.d/rc.sysinit」ファイル内に定義されている。つまり、この記述の行をコメントすれば、スワップデバイスが使用開始されない。
# cat /etc/rc.d/rc.sysinit|grep swapon action $"Activating swap partitions: " swapon -a -e swapon -a |
ただし、やみくもに実行するとシステムのパフォーマンスが著しく低下する可能性もあるため、十分に注意が必要だ。
ちなみに、swaponの「-a」オプションは、/etc/fstabファイル内で「swap」マークが付いているスワップデバイスを有効にする指定である。
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