1台のPCでLinuxとWindowsをデュアルブートさせる場合、両方の環境から共有できるパーティションがあると便利だ。特に、共有するだけの領域が確保できるとよいが、Windowsパーティション自体をLinux上でマウントさせることも可能だ。
・Linux NTFS file system support
http://sourceforge.net/projects/linux-ntfs/
上記がNTFSマウントのためのツールを配布している一次サイトだ。しかし、2.4カーネルであればすでにマウントができる機能が用意されている。
この機能をオンにするためには、Kernel Configurationの「filesystem」階層下で「NTFS filesystem support」が「m」(モジュール)にチェックされている必要がある。通常は、カーネルに含ませることなくモジュールとしてmakeするのが適当だ。カーネルコンフィグレーションの詳細については、Linux How-Toの「カーネル2.4アップグレードガイド」を参考にしてほしい。
なお、Red Hat Linuxであれば次のサイトで配布されているRPMパッケージを利用すれば、手軽にインストールが可能だ。
・Linux NTFS RedHat
http://linux-ntfs.sourceforge.net/info/redhat.html
導入方法は上記のサイトを参照した方がよいだろう。実際のコマンド操作が記載されているため英語を読む必要もないほどだ。ここでは、Celeron/1.4GHz、i686系シングルプロセッサ環境のRed Hat Linux 8.0に組み込むコマンド操作を挙げている。
# uname -r 2.4.18-24.8.0 # wget http://twtelecom.dl.sourceforge.net/sourceforge/linux-ntfs/kernel-ntfs-2.4.18-24.8.0.i686.rpm # rpm -Uhv kernel-ntfs-2.4.18-24.i686.rpm # modprobe ntfs # lsmod| grep ntfs ntfs 58944 0 (unused) |
次に、マウントポイントを作成し「-t」オプションにて「ntfs」を指定し、実行する。
# mkdir /mnt/win # mount -t ntfs /dev/hda1 /mnt/win # ls /mnt/win/ AUTOEXEC.BAT MSDOS.SYS System Volume Information ntldr CONFIG.SYS NTDETECT.COM WINDOWS pagefile.sys CWUtilInst.log PM8DEMO WUTemp upbios Documents and Settings Program Files boot.ini util IO.SYS RECYCLER bootfont.bin JUST SC hiberfil.sys |
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.