Linuxでプリンタを扱う場合には、「CUPS」と「LPRng」と呼ばれるシステムで管理される。CUPSの方がUNIXで汎用的なCommon UNIX Printing System(CUPS)として規定されているため、サポートするプリンタ種別が幅広い。
しかし、エプソンやキヤノンなど、独自に公開されている商用ドライバでは、CUPS上で動作しないことが多い。このような際には、CUPSとLPRngを切り替えればよいだろう。Red Hat Linuxでは、切り替えるためのツール「redhat-switch-printer」が用意されてる(以下の参照パッケージ)ため、次のように実行すると手軽に変更が可能だ。
# rpm -qa|grep redhat-switch redhat-switch-printer-0.5.16-1 redhat-switch-printer-gnome-0.5.16-1 |
xtermなどX上のターミナルで「redhat-switch-printer」を実行すると、次のようなウィンドウが現れる。
X上のターミナルでredhat-switch-printerを実行すると、このような単機能ツールが起動する
また、コマンドラインで次のように操作することもできる。
# service lpd stop # service cups start |
LPRngは「lpd」のスクリプト、CUPSは「cupsd」のスクリプトとしても用意されている。例えば、次のように指定すればlpd(LPRng)に切り替え可能だ。
# /etc/rc.d/init.d/cupsd stop # /etc/rc.d/init.d/lpd start |
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