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» 2001年02月09日 00時00分 UPDATE

使用しないフォントは削除して起動時間を少しでも短縮させたい

[森川拓男,ITmedia]

 Windowsは起動時に,「\Windows\Fonts\」フォルダ内にあるフォントを認識する作業をしている。したがって,インストールされているフォントが多いほど起動時間に関わってくるのだ。さらに日本語のフォントファイルは非常にディスク容量を消費するものが多い。自分ではフォントを追加したつもりがなくても,ハガキ印刷ソフトなどで自動的にフォントがインストールされるケースもある。

 そこで,自分の環境のフォント使用状況をチェックしてみよう。「スタート」→「設定(S)」→「コントロールパネル(C)」から「フォント」を選択すると,前述のWindowsのフォントフォルダが開かれる。ここで不要と思うフォントは削除してしまえばよい。しかし,ファイル名だけでは分からないだろう。さらに,削除してはならないフォントもある。Windowsによってはフォント名,横のアイコンが緑色になっているので分かりやすい。

 「MS ゴシック & MS P ゴシック」「MS ゴシック & MS P ゴシック & MS UI Gothic」「MS 明朝 & MS P 明朝」などはシステムで利用される標準フォントであるため削除してはならない。ほかのものは,使用していないようであれば削除してもよいだろう。ファイル名から判断できればすぐに「削除(D)」すればよいが,分からない場合はファイルをダブルクリックしよう。フォントの書体見本が表示されるので参考になるはずだ。この書体見本は印刷することも可能である。

画面
コントロールパネルから「フォント」を選択する

画面
フォントフォルダが表示される。ここで,緑色で表示されているフォントはWindowsが使用するシステムフォントなので削除しないようにしよう。そのほかのフォントで,削除したいものがあれば右クリックの「削除(D)」を選択すればよい。判断ができず不安な時は,フォントファイルをダブルクリックすればよいだろう

画面
フォントファイルをダブルクリックすると,このように書体見本が表示される。この書体見本を印刷することで,フォント見本を手元に置いておくことも可能だ

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