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» 2008年01月22日 00時00分 UPDATE

100店舗以上の多店舗運営を支援:1店舗当たり月額5000円で始められる多店舗運営支援SaaS型サービス

[大津心,@IT]

 ネクスウェイとドリーム・アーツは1月22日、多店舗運営を支援するSaaS型ソリューション「店舗 matic」(テンポマティック)の提供を開始した。100店舗以上を運営する企業が対象。初期費用は無料で月額料金は500店舗の場合260万円(1店舗当たり5200円)となる。

 店舗 maticは、流通や小売業、飲食業などの多店舗経営をする企業向けに、本部と各店舗間の情報共有やコミュニケーションを効率化・改善することを目的としたSaaS型ソリューションサービス。従来、FAXやメールで行っていた売上管理や在庫・受発注管理などをSaaS形式で行うことにより本部と売り場の連携を強化するほか、売り場の処理時間削減などを目指す。

 ドリーム・アーツがサービス・開発を担当し、ネクスウェイが営業・販売を担当。事業戦略やマーケティングは共同で行う。ネットワークインフラはIIJが担う。ネクスウェイ 代表取締役社長 富加見順氏は「店舗経営におけるコミュニケーションでは、現在でもFAXがかなり強い。また電子メールが普及したことにより、本部からの指令や伝達などがメールが中心となったため受信量が増え、返信作業や重要なメールを読み逃すといったケースも増えていた。SaaS型ではそれらのデメリットを払拭できる」と説明した。

代表者写真 左からIIJ 専務取締役 営業本部長 保条英司氏、ネクスウェイ 代表取締役社長 富加見順氏、ドリーム・アーツ 代表取締役社長 山本孝昭氏

 ネクスウェイが対象顧客となる33業種100社に対してヒアリングを実施したところ、20社が主にFAXを利用しており、メールやグループウェアが51社、自社構築システムが16社、そのほかが13社だった。また、業種別に見た「コミュニケーションが重要になる主な原因」では、衣食/食品関係・医薬品関係が「取引商材に賞味期限・消費期限があること」を挙げ、服飾関係・物販関係では「商品サイクルが短い、商品アイテム数が多い」を挙げた。「コミュニケーションを図る最も重要な目的は『売上アップ』『コストダウン』『リスク回避』の3点であり、これを達成するために『店舗 matic』ではさまざまな仕組みを提供している」(富加見氏)。

 具体的に店舗 maticの機能を説明すると、本部と各店舗のそれぞれの権限でログインするとポータル画面があり、そこに「予定している作業」や「月間スケジュール」などが表示される。予定している作業の欄には、実施予定日や予定工数などが表示されており、店舗勤務者は朝出勤してその画面を見るだけで、その日に行わなければならない作業が分かる仕組みになっているという。また、従来はFAXで送信していた内容を簡単に定型テンプレートとして登録できるので、FAXからの移行にも期待ができる仕組みも備わった。カレンダーには、プロモーションスケジュールや商品の予定、作業スケジュールなどが表示されており、プロモーションや作業を意識しやすいような表示になっている。

画面イメージ写真 「店舗 matic」の画面イメージ

 富加見氏は、「現場が本当に欲しい機能を提供するために、開発元のドリーム・アーツの方には現場を経験してもらい実感として持っていただくなど、現場本位を徹底した。店舗運営ではPOSがその形態に革命を起こしたが、それと同じくらいのインパクトを与えたい。売上見通しは、初年度20社、3年後80社の15億円を目指す」と抱負を語った。

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