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» 2008年03月18日 00時00分 UPDATE

「システム振る舞い編」と「データモデル編」を追加:発注者ビューガイドライン IPA SECへ移管

[谷古宇浩司,@IT]

 発注者ビュー検討会(正式名称:実践的アプローチに基づく要求仕様の発注者ビュー検討会」は3月18日、「発注者ビューガイドライン(システム振る舞い編)」と「発注者ビューガイドライン(データモデル編)」を公開したと発表した。同検討会の活動は2008年3月31日で終了する。今後の活動はIPA SEC(独立行政法人 情報処理推進機構 ソフトウェア・エンジニアリング・センター」に引き継がれる。

 「発注者ビューガイドライン(システム振る舞い編)」は、発注者の業務に沿った情報システムの処理の流れを「システムの振る舞い」と定義し、一覧表や流れ図で表現するための書き方、コツ、確認方法をまとめたもの。要求仕様を外部設計に変換する過程で、発注者の要求とシステムの機能との間に齟齬(そご)が生じないようにするのが目的。振る舞いの記述の仕方を標準化することで、発注者とシステム開発者間におけるコミュニケーションの不具合改善を狙う。

発注者ビュー検討会写真 発注者ビュー検討会の今後の活動はIPA SECに引き継がれる

 「発注者ビューガイドライン(データモデル編)」は、データのかたまりの単位や、データがいつ作成・参照・更新・削除されるかの過程を整理した内容ついて、「画面」「システム振る舞い」に関する設計書や補足資料を活用しながら、設計書としてまとめるための確認のコツや書き方をまとめたもの。これまでは、発注者側が整理した業務データと、開発者がモデル化したデータモデルの間で、両者の合意を結ぶプロセスが欠如していた。

 9月にリリースした「発注者ビューガイドライン(画面編)」は、2008年2月現在で合計1万2000回ダウンロードされた。同検討会は、2008年7月をめどに、発注者ビューガイドラインの考え方と使い方を解説した書籍の出版を準備している。

 発注者ビュー検討会の活動を引き継ぐIPA SECでは、2007年9月に策定した「共通フレーム2007」に組み込む形で、ガイドラインのメンテナンスや改善を行っていく予定。

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