初のHDD/VHS/DVD“3 in 1”モデルも ~新「DIGA」5機種をチェック
松下電器産業は3月9日、DVDレコーダー「DIGA」シリーズの新製品5機種を発表した。新ラインアップは、HDD搭載DVDレコーダー2機種、DVDビデオレコーダー1機種のほか、VHS一体型DVDレコーダーや、初の“HDD内蔵VHS一体型DVDレコーダー”が含まれ、VHSからの移行を促す意図がうかがえる。
いずれも対応DVDメディアはDVD-RAM/R。全機種に録画時間をさらに延長する「新・長時間モード」と「NEW・ディーガエンジン」と呼ばれる新設計の高画質化回路を搭載したほか、HDD搭載モデルには地上アナログ放送のEPG「G-GUIDE」を採用した(別記事を参照)。また、同社の薄型ハイビジョンテレビ「VIERA」シリーズと組み合わせると、デジタル放送をEPGを使って予約録画が可能になる「カンタン録画予約」も新しい機能だ。
カンタン録画予約は、赤外線リモコンを応用したもの。いわゆる“AVマウス”のように、コード付きの赤外線アダプタを使ってレコーダーとVIERA内蔵のデジタルチューナーを連携させるが、異なるのは番組名や番組情報も取得できる点。ただし当然のことながら、録画はSD画質になる。
DVDレコーダー単体モデル「DMR-E55」
エントリーモデルの「DMR-E55」は、今回のラインアップでは唯一、録画メディアが1種類の単体DVDレコーダーだ。従来モデル「DMR-E50/E60」の後継という位置づけ。
ディスク1枚に最大16時間録画できる「新・長時間モード」と録画・再生とダビングに効くDNR(デジタル・ノイズ・リダクション)を実願する「NEW・ディーガエンジン」を搭載。使い勝手をさらに向上させた。EPGは搭載していない。
発売は3月20日。価格はオープンプライス(実売予想価格は5万円前後)となっている。
DVD&VHSの「DMR-E75V」
「DMR-E75V」は、VHSからの移行に便利なVHS一体型DVDレコーダー。もちろん2つのチューナーを搭載し、裏番組も同時に録画できる。S-VHSの再生も可能だ(録画は不可)。
チューナーはアナログ地上波チューナーを2つ搭載しており、裏番組の録画も可能だが、EPGは搭載していない。DVD-R/RAM/VHSテープの間は、ボタン1つでダビングできる「ワンタッチダビング」に対応。なお、ビデオテープからDVD-RAMへのダビング時には、ビデオテープのVISS信号を読みとり、自動的にプログラムリストを作成し、逆にDVD-RAMからVHSへダビングするときも、自動的にVISS信号を加える機能もある。
発売は4月10日、価格はオープン(実売予想価格は7万円前後)。
VHS、DVD、HDDの相互ダビングも可。「DMR-E150V」
今回のラインアップの中で、もっとも存在感を示しているのが「DMR-E150V」。DVDとVHSにくわえ、80GバイトながらHDDを内蔵した世界初の“3 in 1”型レコーダーだ。機能的には、「DMR-E85HとDMR-E75Vを統合したイメージ」(同社)。
3つのメディアは相互にダビングが可能で、本体前面右側のボタンを押すだけで、再生側・録画側がシンクロダビングを開始する手軽さ。HDDとDVD間のダビング中にVHS/HDDで録画・再生も可能だ。
チューナーはアナログ地上波×2。EPGも搭載しており、EPG画面で選択した番組は3つの録画先を選択可能。松下では、「HDDの内蔵はユーザーの強い要望だった」と話しており、DMR-E150Vを今後DIGAシリーズの一翼を担う戦略モデルと位置づけている。「昨年は予想を上回る勢いでVHS/DVDのE70Vが売れた。今年は2 in 1と3 in 1の両方を揃えた」(同社)。
発売は6月21日。やはりオープンプライスだが、店頭では11万円前後で販売される見込みだ。
HDD内蔵DVDレコーダー2機種
HDD内蔵のDVDレコーダーは2機種をラインアップ。最上位モデルの「DMR-E95H」は、250GバイトHDDにくわえ、SD/PCカードのダブルスロットやDV入力端子を搭載した。ミッドレンジモデルの「DMR-E85H」は、160GバイトのHDDを内蔵。新・長時間モードを使えば、E95Hで約443時間、E85Hでは約284時間の録画が可能だ。
発売日と価格は、「DMR-E95H」が5月10日発売で実売予想価格は12万円前後、E85Hは4月1日発売で実売9万円前後になると予想されている。
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