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ヤマハ、MIDIデータをリアルタイム配信する「ネットでグループレッスン」

» 2004年03月22日 23時54分 公開
[ITmedia]

 ヤマハは、インターネット音楽レッスンサービス「ネットでレッスン」を拡張し、複数の受講者が同時に参加できるようにした「ネットでグループレッスン」の実験を3月25日より開始する。講師が演奏する楽曲のMIDIデータを配信し、受講者の鍵盤楽器に再生させることも可能だ。

photo 受講者の画面

 実験では、ビデオカメラと講師のMIDI楽器をパソコンにつなぎ、講師がMIDI楽器で弾いた模範演奏を、楽譜や映像・音声などとともにリアルタイム配信する。受講者は、それらを見ながら、チャット画面で講師とメッセージの交換を行い、レッスンをすすめる仕組みだ。

photo わからないところはチャットで質問できる

 受講者側に必要な環境は、Windows XP搭載パソコンと「Internet Explorer 6.0」(要フラッシュプラグイン)、ブロードバンド回線など。パソコンとMIDIキーボードをUSBーMIDIインターフェース(ヤマハの「UX16」など)で接続すれば、講師の演奏を受講者の持つ楽器で再生することもできるようになるという。

 ヤマハでは、3月25日に第1回目の実験を実施し、その後1カ月に1度のペースで半年間に渡り実験を進める。初回のモニターは10人。今回の実験で「インターネットを介したリアルタイムグループレッスンの実用性や自社開発の専用MIDIコントロールソフトの稼働検証を行い、次世代のサービスに役立てる」としている。

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