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» 2004年03月30日 18時56分 UPDATE

iPodには真似できない「HDD交換」――マイクロドライブ対応MP3プレーヤー「WithC」 (1/2)

“手のひらの中”サイズのHDDオーディオプレーヤーで内蔵HDDを交換できたら……。そんなニーズに応えたのがアールダブリュシーの「Arex WithC」。マイクロドライブ対応のCFスロットを搭載し、メディア交換でHDDプレーヤーの容量制限をなくした。音質のよさもポイント。

[西坂真人,ITmedia]

 iPod miniやMuVo2など超小型1インチHDDを搭載したMP3プレーヤーが人気だ。iPod miniは先行発売した米国での爆発的な需要で、日本など米国以外での発売が延期になったほか、MuVo2の4Gバイト版は慢性的な品不足が発売以来ずっと続いている。

 手のひらの中に収まってしまうコンパクトさに1.5G〜4GバイトのHDD容量が超小型HDDプレーヤーの人気の理由だが、「手持ちのCDや音楽ファイルをすべて持ち歩きたい」「音質のよい高ビットレートで数多くの楽曲を収めたい」といったニーズでは、HDD容量はいくらあっても足りない。「内蔵HDDを交換できるMP3プレーヤーがあったら……」という要望に応えたのが、アールダブリュシーが3月25日に発売した「Arex WithC」だ。

photo アールダブリュシーのマイクロドライブ対応MP3プレーヤー「Arex WithC」

 本体にTYPE II準拠のCFスロットを装備し、2Gバイトまでのマイクロドライブに対応。メディアを多数持って入れ替えることで、容量の制限なくHDDプレーヤーを楽しめる。ファームウェアのバージョンアップによって、将来的には4Gバイトまでサポートするという。

photo マイクロドライブ対応のTYPE II CFスロットを装備

 再生フォーマットはMP3のほか高圧縮が可能なWMAに対応。USB 2.0インタフェースを搭載しており付属のケーブルを介してPCから音楽データの高速転送が行えるが、メディアに直接書き込んだ音楽データももちろん再生できる。本体セットには、CF対応のUSBリーダー/ライターまで標準添付されているという親切ぶりだ。セットにはこのほか、リモコンやヘッドホンも同梱される。

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 付属ヘッドホンは、耳かけタイプだが見た目は密閉型という変わったスタイル。耳当て部にはコード巻取り機構も備えている。同社が「バックフォン」と呼ぶこのヘッドホンは、耳かけタイプの気軽さと密閉型の音質の良さを両立させたものだが、大きさや白いボディ色などから屋外で使用するには少々抵抗がある。この商品は単体(「HC-100」)でも発売されている。

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 iPodやMuVo2にない機能として、FMチューナーやMP3形式(64kbps/16MHz)での録音機能がある。電源も専用充電池ではなく、出先で入手しやすい単3形電池を2本使用。マイクロドライブ使用時に約10時間の連続再生が行えるという。

photo 入手しやすい単3形電池を2本使用

 本体の大きさは65(幅)×80(奥行き)×22(高さ)ミリと、高機能ながらも“手のひらの中”サイズをしっかりと確保している。MuVo2(67×66.5×20ミリ)と比べても、幅と高さはほぼ同じだ。このサイズにメディアスロットを搭載し、さらに小型化に不利な単3形電池を採用しているのは驚きだ。本体のみの重さは約80グラムと軽いが、電池とメディアを含めると約140グラムになる。

photo MuVo2(左)とのサイズ比較
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