東芝が8月に発売を予定しているHDD&DVDレコーダー「RD-XS53/43」では、2番組同時録画を実現する「W録=ダブロク」(チューナーとMPEG2エンコーダを各2基搭載)と、同社独自のインターネット電子番組表「DEPG」への対応が売りだ。それに先立ち7月1日に発売される「RD-XS33」では、これらの機能は非搭載だが、DVDマルチドライブおよび160GバイトHDDを内蔵しつつ、より薄型なボディを実現している。
高さがないからといって手軽だとか、設置しやすいとはかぎらないが、東芝では同製品を「カジュアルRD-Style」と位置づけ、従来より使いやすくしたリモコンや「簡単ナビ」機能などとあわせて、使いやすさをアピール。より幅広い層の取り込みを狙っている。また、「RD-XS53/43」と同じく、長時間モード「MN1.0」(ビットレートのマニュアル指定で1.0Mbpsが可能になった)も搭載した。
一般的なDVDレコーダーはだいたい8センチ前後、薄くてもせいぜい7センチ程度だったが、最近ではパイオニア「DVR-620/520H」やシャープ「DV-HR420/400」など、6センチ以下という薄型の製品も出てきている。「RD-XS33」も同様で、幅430ミリ、奥行き336ミリで、高さは58ミリ。本体の前面には、向かって右に表示部、中央にディスクトレイ(開閉パネル)、左に操作ボタン、および、入力端子を配置。操作ボタンは「電源」「DVD」「HDD」「録画」「再生」「停止」「トレイ開/閉」のみと、きわめてシンプルな構成だ。
もちろん、普段は全操作を担うリモコンのほうには、ひととおりのボタンが並んでいる。このリモコンは新たに用意されたもので、電子番組表がない「RD-XS33」で予約の主な手段となるGコードを入力しやすいよう、液晶表示部を最上部に配置。また、HDD/DVDモード切替ボタン、「ライブラリ」「見るナビ」「録るナビ」「編集ナビ」「設定」、方向および決定ボタンなど、使用頻度の高いボタンが上半分に集められている。なかでも目を引くのが、カーソルボタンの上にある、オレンジ色の「簡単ナビ」ボタンだ。
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