セイコーエプソンはこのほど、開口率とコントラスト比を向上させた高温ポリシリコンTFT液晶パネル「D5」を開発し、今年第3四半期にサンプル出荷を開始すると発表した。画面が明るいプロジェクター、リアプロジェクションTVを実現可能としている。
開口率を60%と従来モデル「D4」から2割高めた。従来と同じランプでも輝度が向上し、同じ解像度の液晶パネルを小型化できるため、小型でコストパフォーマンスが高いプロジェクター、リアプロジェクションTVを開発できるという。
新駆動方式により、コントラスト比も従来比5割向上させている。
開発サンプル仕様は、0.7インチで有効画素数1284×724ピクセル(720p、画素ピッチ12μメートル)。コントラスト比は750:1。
新パネルの技術は、7月2日から東京ビッグサイトで開かれるフラットパネルディスプレイ製造技術展の専門技術セミナーに出展する。
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