レビュー
» 2004年07月27日 22時03分 UPDATE

レビュー簡単&シンプルが身上、コストパフォーマンスの高い「Rio SU10」 (1/2)

リオ・ジャパンが発売した「Rio SU10」は、明確なコンセプトを持った製品だ。付加的な機能はばっさりと削ぎ落とし、とにかく安く販売する。128Mバイトのフラッシュメモリを搭載しながら、直販価格で9980円という値付けはインパクトが大きい。

[芹澤隆徳,ITmedia]

 リオ・ジャパンが7月24日に発売した「Rio SU10」は、明確なコンセプトを持った製品だ。付加的な機能はばっさりと削ぎ落とし、とにかく安く販売する。128Mバイトのフラッシュメモリを搭載しながら、直販価格で9980円(オープンプライス)という値付けは、「MDプレーヤーの置き換えを狙う」(リオ・ジャパン)のに十分なインパクトを持っている。

photo シルバーブラック、シルバーブルー、シルバーレッドの3色がある。表面は滑らかな手触り

 本体のサイズは、29(縦)×91(横)×17(厚さ)ミリ。電源には単4電池1本を使うのだが、乾電池を入れるスペースも込みでこのサイズは立派だ。重量は31グラム(乾電池を含まず)。

 液晶ディスプレイの解像度は128×32ピクセルで、ブルーのバックライト付き。明るく見やすいディスプレイだ。日本語表示およびID3タグをサポートしているほか、日本語ファイル名の表示も可能だった。つまり、昔作ったMP3データなどのように、ファイル名だけで管理していた場合でも安心。実は、他社製品は意外と対応していないことが多い部分なのだが、SU10はしっかり表示してくれる。

photo ブルーバックライト付きで見やすいディスプレイ。バックライト点灯時間は、「なし」「3秒」「5秒」「10秒」「15秒」「常時点灯」から選択できる

 本体の左側部分を横に引っ張ると、キャップが外れてUSB 2.0のコネクタが現れる。もちろんUSBストレージクラスに対応しているから、Windows Me以降のパソコンなら、特別なソフトなしで外部ストレージとして利用可能(Windows 98用ドライバを同梱)。もちろん、MacintoshもOKだ(Mac OS 9.1、Mac OS X 10.1以降)。USBインタフェース一体型のメリットは、いつでもどこでも手軽にパソコンと接続し、楽曲ファイルを交換できることだろう。オフィス文書なども一緒に保存できるから、USBメモリや外付けHDDの代わりに普段から持ち歩けばいい。

photo キャップ部分を外すとこんな感じ

 再生可能なファイルは、MP3とWMAの2種類。マイクロソフトのWindows Media DRM(DIgital Rights Managment)をサポートしたため、OCNの「OCN MUSIC STORE」、「Listen Music Store」、NTTデータの「LOVEMUSIC」といった音楽配信サイトからダウンロードした楽曲を転送し、外出先で楽しむことができる。今後は、こうした使い方も増えてくると予想されるため、DRMへの対応はプレーヤー購入時のチェックポイントになるだろう。

細かい設定&シンプル操作

 各種設定を切り替えるには、まず「メニュー」ボタンを長押しする。短く押すと「A-B間再生モード」に入ってしまうので注意が必要だ(何度か間違えた)。メニュー画面に入ったあとの操作は、「早送り」「巻き戻し」で上下移動、「メニュー」ボタンもしくは「再生・一時停止」ボタンで決定となる。「停止」ボタンを押すと、1画面戻る仕組みだ。

 メニューは階層構造で、機能が少ない割に細かい設定が行える。1階層めには、「音楽データ再生」(再生画面に戻る)、「録音」「録音データ再生」「設定」「ファイル削除」(ミュージック、ボイス)、そして「製品情報」などがあり、製品情報では、ファームウェアのバージョンや内蔵メモリ容量を表示してくれる。「フリー」という項目を選択すれば、メモリ残量も確認できる。

 「録音」は、ボイスレコーダー機能だ。付加機能らしい付加機能もなく、シンプルさが身上といえるSU10だが、ボイスレコーダーだけは搭載している。録音フォーマットはWAV(ADPCM)で、最大録音時間は8時間。8000Hz、11025Hz、16000Hz、22050Hz、32000Hzの5段階から選択できる。欲をいえば外部マイクの端子がほしいところだが、この価格では文句はいえないか。

photo 録音したファイルには、自動的に「V001.WAV」などのファイル名が付く。ためしに内蔵マイクで録音してみたところ、ボイスメモ程度の用途なら十分に使えるレベルだった

 そのほかの設定も非常に細かい。「設定」を選択すると、「イコライザー」や「再生モード」「バックライト点灯時間」などの設定画面に移るが、たとえばバックライト点灯時間なら、「なし、3秒、5秒、10秒、15秒、点灯」の6パターンも用意されている。

photo イコライザーは「ノーマル」「XBass」「ロック」「ジャズ」「クラシック」「ポップ」の6つ。プリセットだけだが、初心者向けという位置づけを考えれば十分だろう

音質は悪くないけれど……

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