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» 2004年09月21日 20時54分 UPDATE

OCN、80年代ゲームを集めた「なつゲー」本サービス開始

NTTコミュニケーションズは、1980年代の懐かしいゲームを配信する「なつゲー」の本格サービスを10月に開始する。ハドソン、タイトー、テクモ、アイレムなど6社が参画。計10タイトルを1プレイあたり30円から80円で提供する。

[芹澤隆徳,ITmedia]

 NTTコミュニケーションズは、1980年代の懐かしいゲームをインターネット経由で配信する「なつゲー」を10月4日に本格スタートする。βテストから参加していたサン電子とミリオンにくわえ、新たにハドソン、タイトー、テクモ、アイレムの4社が参画。計10タイトルを揃え、1プレイあたり30円から80円で提供する。OCN会員以外でもプレイ可能だ。

photo なつゲーの画面。写真の「バイナリィランド」は、ハドソンのパズルアクションゲーム。このほか「チャレンジャー」と「スターソルジャー」も9月21日にβ版の提供を開始している(c)HUDSON SOFT

 OCNでは、これまでも「首都高バトルOnline」「人生ゲームOnline」など単体のオンラインゲームを提供してきた。最近では台湾製のMMORPG『M2〜神甲演義〜』など海外製ゲームも開始し、ゲームサイトの月間平均PV(ページビュー)は昨年度の14.8万から18.5万と順調に推移している。

 ただし、「今ひとつ爆発的に利用が増えるところまでいかない」(NTTコミュニケーションズ取締役コンシューマ&オフィス事業部長の前田幸一氏)のが悩みだ。そこで、かつて一世を風靡した懐かしいビデオゲームにフォーカス。1980年代にビデオゲームで遊んだ20代後半から30代前半のユーザー層を取り込み、ゲーム事業のテコ入れを図る。

photo NTTコミュニケーションズ取締役コンシューマ&オフィス事業部長の前田幸一氏

10タイトルを提供

 8月2日に開始したクローズドβテストでは、サン電子の「いっき」、ミリオンの「ダウンタウン熱血行進曲 それゆけ大運動会」など5タイトルを配信し、当初1000名のテスター募集に対して8000名が応募するなど反響はまずまず。正式オープン後は、βテストを終了した5タイトル(下記)を有料化するほか、新たにハドソンの「迷宮組曲」など5タイトルのβテストを開始。さらに11月2日にはテクモの「ソロモンの鍵」と「マイティボンジャック」を追加する予定だ。βテストの期間中は無料でプレイできる。

タイトル メーカー 概要 β版提供 課金開始
迷宮組曲 ハドソン RPG風アクション 10月4日 未定
スターソルジャー ハドソン シューティング 9月21日 10月4日
ナッツ&ミルク ハドソン パズルアクション 10月4日 未定
バイナリィランド ハドソン パズルアクション 9月21日 10月4日
チャレンジャー ハドソン 冒険アクション 9月21日 10月4日
影の伝説 タイトー アクション 10月4日 未定
エレベータアクション タイトー アクション 10月4日 未定
いっき サン電子 アクション※1 公開中 10月4日
ダウンタウン熱血行進曲
それゆけ大運動会
ミリオン アクション※2 公開中 10月4日
10ヤードファイト アイレム スポーツ 10月4日 未定
マイティボンジャック テクモ アクション 11月2日 未定
ソロモンの鍵 テクモ パズルアクション 11月2日 未定
※1:2人プレイ可能 ※2:4人プレイ可能

 また、もともと1人用だったゲームでも対戦プレイや協力プレイを可能にしたり、無料ホームページやチャットといったコミュニケーション機能など、“オンラインならでは”のサービスを充実させているのも特徴の一つだ。なつゲーの企画を担当した同社コンシューマ&オフィス事業部企画部の白石義彦担当部長は、「単に懐かしいゲームをするだけではなく、ゲームを通じてコミュニティ的なサービスを提供するのがコンセプト。今後、ほかのユーザーのプレイを“観戦”するモードも用意するつもりだ」と話している。

 気になる料金は、1プレイあたり30円から80円になる予定。プレーヤーは無料アカウントを取得(会員登録)したあと、“ゴールド”と呼ばれるサイト内通貨を購入してプレイする仕組み。「ゲームセンターのコインを買うイメージと思ってもらえればいい」(白石氏)。

photo 無料登録を行うと、ユーザーは個人のホームページを持てる
photo チャット機能はもちろん、ゲーム初心者のための「たすけあい掲示板」なども用意した

 1ゴールドは10円(税抜き)に換算のため、1プレイあたりの単価は3ゴールドから8ゴールド。また、1度に100ゴールド以上をまとめ買いすると、どのタイトルでも1プレイ無料となる「プレイチケット」がオマケとして付与される。また、9月28日までに会員になると、ゲームプレイチケット10枚をプレゼントするキャンペーンも展開する計画。「将来的には、たとえば30ゴールドを支払えば24時間“プレイし放題”の定額メニューなど、さまざまな料金プランを検討していく」(白石氏)。

ゴールド数 金額 プレイチケット
30ゴールド 315円 なし
50ゴールド 525円 なし
100ゴールド 1050円 1枚
300ゴールド 3150円 4枚
500ゴールド 5250円 7枚
1000ゴールド 10500円 15枚
「OCN Pay On」を利用するユーザーに対しては、ゴールド購入時のプレイチケットを多く提供するサービスを検討中だ

 決済手段は、OCN利用料金とまとめて請求する「OCN Pay On」(OCNユーザー)、「Web Money」「ちょコム」、そしてクレジットカードの4種類が用意された。ちょコムは、NTTコミュニケーションズが提供するプリペイド型の電子マネー。Web Moneyと同様にコンビニやオンラインで購入可能だ。

 なお、なつゲーをプレイするには、Pentium III/600MHz以降のCPU、Windows 98以降のOS、SVGA(800×600ピクセル)以上のディスプレイ、DirectX 8.1に対応したビデオカードとサウンドカードなどが必要となる(以上、必須環境)。インターネット接続環境は、1.5Mbps以上が推奨されている(必須環境は56Kbps以上)。

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