東芝は、同社のHDDオーディオプレーヤー「gigabeat」の新製品「gigabeat F」シリーズを発表、11月下旬から発売する。
搭載しているHDDの容量の違いで「F10」(10Gバイト)、「F20」(20Gバイト)「F60」(60Gバイト)という3モデルが用意され、価格はそれぞれオープン。同社Web直販サイトでの価格はそれぞれ、3万9800円、4万4800円、6万4800円の予定。
新製品は2.2型(240×360ドット)のTFTカラー液晶を搭載。プレイリストなどの認識性を高めたほか、操作インタフェースには新開発の「プラスタッチ」を搭載する。プラスタッチは7つの感圧パットを埋め込んだ十字型のタッチセンサーで、指でなぞるだけで各種の操作が可能。また、液晶画面下部にはガイド(プラスナビ)が表示されるので、「プラスタッチと相まって直感的な操作が可能」(同社)。
本体サイズは63(幅)×16(高さ)×106(奥行き ミリ)・160グラム(F60は63×19×106 ミリ・170グラム)。搭載されているHDDは1.8型で、約3時間の充電で約11時間の連続再生が可能。対応フォーマットはWMA、MP3、WAVで、対応ビットレートは16kbps〜320kbps。Windows DRMにも対応しているので、各種の有料音楽配信サービスを利用することもできる。HDDへの収録時間はF10が約166時間、F20が332時間、F60が約996時間(WMA 128kbpsの場合)。
楽曲の転送には、添付アプリケーション「GB Room」を利用する。GB RoomではCDリッピングのほか、ジュークボックス機能も備える。GB RoomはPC本体に存在する楽曲をデータベース化し、gigabeatに転送することが可能だが、Windows DRMにて保護されているファイルを転送ことはできず、この場合にはWindows Media Playerを利用することになる。なお、USBマスストレージクラスにも対応しているが、音楽ファイルを再生可能な形で転送するには、GB RoomもしくはWindows Media Playerを利用する必要がある。
PCとの接続にはUSBを利用するが、F60にはUSBクレードルが付属する(F10/20ではオプション扱い)。このクレードルには、PCに収められている音源と本製品の同期をとる「Syncボタン」と、音楽CD→PC→本製品との音楽データ転送をワンタッチで行う「RipRecボタン」が備えられている。また、ラインアウトも備えられており、本製品から直接、既存のオーディオアンプなどに出力をすることもできる。
カラーバリエーションは、F10がホワイト/アクアブルー/ロゼピンク、F20がシルバー/アクアブルー/ロゼピンク、F60がシルバー。なお、F10/20はホワイトアルマイト仕上げのボディに樹脂製プレートの組み合わせとなっているが、F60のみはホワイトパール塗装仕上げのボディにスピンヘアライン仕上げのアルミプレートを組み合わせている。主な仕様は以下の通り。
製品名 | gigabeat F |
---|---|
サイズ | 63(幅)×16(高さ)×106(奥行き ミリ F60は63×19×106 ミリ) |
重量 | 160グラム(F60は170グラム) |
HDD | F10:10Gバイト、F20:20Gバイト、F60:60Gバイト(F60のみ流体軸受けHDD) |
連続再生時間 | 約11時間 |
液晶 | 2.2型カラーTFT液晶 |
対応フォーマット | WMA、MP3、WAV |
対応OS | Windows 2000/XP |
その他 | イコライザー(29モード)、イントロ再生 |
付属品 | ACアダプター、電源コード、USBケーブルほか。F60のみUSBクレードルとリモコンが付属 |
また、既に発売されているgigabeat Gシリーズにも、10GバイトのHDDを搭載した「gigabeat G10」が追加された。HDD容量以外は既存Gシリーズと同仕様で、カラーバリエーションはコスモブラックとバーニングレッド。価格はオープンだが、同社Web直販サイトでの価格は3万4800円。
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