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» 2005年03月18日 19時06分 UPDATE

レトロとモダンの共存――あの「東京タワービル」がリニューアル (1/2)

東京タワーの足下にある「東京タワービル」が改装工事を終え、「東京タワーフットタウン」としてリニューアル。3月19日にグランドオープンを控えた東京の新しいランドマークを、一足先にご案内しよう。「冬ソナ」限定グッズも売っている。

[芹澤隆徳,ITmedia]

 東京のシンボルであり、世界一高い電波塔としても知られる「東京タワー」。その足下にある「東京タワービル」が改装工事を終え、名称も新たにリニューアルオープンする。新名称は「東京タワーフットタウン」と、ちょっとお洒落だ。3月19日にグランドオープンを控えた、東京の新しいランドマークを一足先にご案内。

photo 東京タワーの高さは333メートルで電波塔としては世界一。ただし今回の主役はその足下。「東京タワービル」改め「東京タワーフットタウン」だ

 東京の夜景には欠かせない存在となった東京タワーだが、1958年(昭和33年)の開業から47年の歳月を経て、施設面、設備面の老朽化が目立っていた。このため、2002年には“第一期リニューアル”として展望台を全面改装。さらに、2004年から展望台エレベータ乗り場や土産物店のあるタワービルの改装工事を進めてきた。

photo 三代目「東京タワーガール」になった小林さくらさん(左)と東京タワーオリジナルキャラクター「ノッポン」(右)。小林さくらさんは、「CanCam」の専属モデルとしてデビューし、2002年には東レの水着キャンペーンガールも務めた22歳。抜群のスタイルと172センチの長身で、ノッポなノッポンと並んでもバランスがいい
photo 最近ではアリコのTV CM「いっしょうおまかせ入院保険」に出演。プロフィールはこちら

 ただし、東京タワーには家族連れや修学旅行生の団体も多く訪れるうえ、「ろう人形館」や開業当時からの土産物店など、古き良き“昭和”を感じさせる施設も多い。流行のデートスポットのように、モダン一辺倒の改装を施すわけにはいかず、担当者を悩ませたようだ。デザイン監修を担当したフューチャーハウジングシステムズのクリエイティブディレクター、楠元孝夫氏は「昼間は修学旅行生や家族連れ、夜は若い男女と、時間帯によって客層が変わる」と東京タワーならではの特殊性を指摘する。

 検討の末、デザインコンセプトは「レトロとモダン、アナログとデジタルの融合」となった。「新しさだけを追うのではなく、時代の流れを見つめるランドマークにしたいと思った」(楠元氏)。

飲食店も続々オープン

 ビルの外観は、濃いブラウンに塗り替えられた。色の選択に当たっては、オレンジ色のタワーとの調和を意識しながら、茶色を20色くらい作り、さまざまなシミュレーションを試みたうえで「飽きのこない、存在感のある色を選んだ」。また、1階エントランスの上にはシルバーメタリックのファサード(庇)を配置。従来よりも約3.7メートル高い位置として、タワーを見上げたときの開放感をアップさせている。

photo 濃いブラウンとシルバーメタリックのコントラスト

 1階のエントランスロビーは、オフホワイトを基調とした内装に赤い柱をポイントに置き、メリハリのある空間に。フロア内には身障者用のトイレや授乳室、ロッカー室を設けたほか、新たに「ファミリーマート」を誘致。銀行ATMや当日の宿泊予約ができるマルチメディア端末を設置するなど、来客の利便性を向上させている。一方、「東京タワー水族館」や「タワーレストラン」などの既存施設は、エントランス部などの部分改修を行い、継続営業する。

photo 展望台エレベーター乗り場。赤いガラスの光に包まれたエレベーターの搭乗ゲートをくぐって展望台に昇っていく
photo 1階では、記念イベントの1つである「冬のソナタ STORY PARK in 東京タワー」を開催中。日本初公開となる写真パネルの展示や、同イベントでしか手に入らないオリジナル公式グッズの販売も。お母さんに教えてあげよう
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