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松下、人気の薄型機に“スタミナ”つけた新LUMIX「DMC-FX8」

» 2005年05月09日 16時29分 公開
[ITmedia]

 松下電器産業は5月9日、デジタルカメラ“LUMIX”の新製品として薄型コンパクトデジカメ「DMC-FX8」を発表した。6月初旬から発売する。価格はオープンで、店頭での価格は4万5000円前後になる見込み。

photo 薄型コンパクトデジカメ「DMC-FX8」

 昨年夏の発売以来、ロングセラーとなっている人気モデル「DMC-FX7」の後継機。薄型コンパクトボディに手ブレ補正ジャイロ機能を搭載するなど従来モデルのメリットを継承しつつ、撮影可能枚数を大幅にアップしたスタミナ仕様に変更。内蔵の専用リチウムイオン充電池を1150mAh(FX7は710mAh)の大容量タイプにして撮影可能枚数(CIPA準拠)をFX7の120枚から300枚へと増やした。

 またDMC-FZ5で採用した「高速1点AFモード」を新搭載してAFスピードを高速化。約0.53秒だった通常1点モードに比べて新モードでは約0.27秒と約半分の合焦スピードにした。さらに動画撮影もFX7のQVGA(30fps)からVGA(30fps)に高解像度化し、信号生成方式もS/Nに優れ高感度になる9画素混合方式を採用した。

 内部パーツ構成の見直しと高密度実装によって本体サイズはFX7とほぼ同じ94.1(幅)×50.5(高さ)×24.2(奥行き)ミリにしたほか、本体のみの重さは127グラムとFX7(135グラム)よりも8グラムも軽量化。大容量になったバッテリーを含めた重さも155グラムとFX7(153グラム)より2グラムの増加に留めている。

 そのほか、シーンモードに「料理」「美肌」「赤ちゃん」の3つを新たに加えて合計12種類のシーンモードにしたほか、各シーンモードの説明や撮影時のコツなどを表示する「シーンモードヘルプ画面」機能も新搭載した。

 1/2.5インチ有効500万画素CCDや6群7枚(非球面3枚3面)構成のライカDCレンズを使った手ブレ補正ジャイロ機能付きのレンズシステム(35-105mm相当、F2.8〜F5)、2.5インチの大画面液晶ディスプレイなどはFX7と同じ。

 ボディカラーはシルキーシルバー/コンフォートブルー/グロスブラック/ミスティピンクの4色をラインアップ。

photo

 主な仕様は以下の通り。

型名 LUMIX DMC-FX8
有効画素数 500万画素
撮像素子 1/2.5インチ、総画素数536万画素CCD、原色フィルター
レンズ 6群7枚(非球面3枚)LEICA DC VARIO-ELMARIT
ズーム(光学/デジタル) 3倍/4倍
焦点距離 5.8〜17.4ミリ(35ミリ換算:35〜105ミリ)、F2.8〜5.0
フォーカス 通常/マクロ(モードダイヤル)、AF測拒:1点/3点/9点/スポット
合焦範囲 通常:50センチ〜∞、マクロ:5センチ(広角側)、かんたんモード時:30センチ(望遠側)〜∞
露出 プログラムAE、露出補正:1/3EVステップ、-2〜+2EV、オート(AE)ブラケット:1/3〜1EVステップ、3枚
記録メディア SDメモリーカード/MMC
電源 専用リチウムイオンバッテリーパック(1150mAh)
電池寿命(CIPA規格) 約300枚
サイズ 94.1(幅)×50.5(高さ)×24.2(奥行き)ミリ
重量 約127グラム(本体)、約155グラム(バッテリー、メモリーカード含む)

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