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“世界一美しいカーナビ”へ――ソニーが新HDDナビ「XYZ」(1/2 ページ)

» 2005年05月13日 15時50分 公開
[西坂真人,ITmedia]

 ソニーマーケティングは5月13日、HDD搭載カーナビゲーションシステム「XYZ(ジーゼット)」シリーズの新製品3機種「NV-XYZ777」「NV-XYZ777EX」「NV-XYZ555」を発表した。NV-XYZ777とNV-XYZ555が6月10日、NV-XYZ777EXが7月7日に発売する。価格はNV-XYZ777が22万500円、NV-XYZ777EX(ビーコン/リモコン付き)が25万2000円、NV-XYZ555が26万2500円。

photo 「NV-XYZ777」「NV-XYZ777EX」
photo 「NV-XYZ555」

 近年、車内インテリアにこだわった自動車が人気となっているが、物量感がある従来の後付け型カーナビでは存在を主張しすぎるため「特にオンダッシュ型は車内のインテリア感を重視するユーザーから敬遠されることが多かった」(同社)。

 NV-XYZ777/NV-XYZ777EXは、形状を一新した新デザインのオンダッシュ型モニター+1DINサイズの本体(着脱式コアユニット)を採用。金属のフレームにガラス板をディスプレイ上に施した斬新なスタイルのモニターは、背面もネジ/スピーカー類をパンチングメタルでカバーするなどすっきりとした背面デザインに仕上がっている。「視線移動が少なく安全運転には適したオンダッシュ型のメリットを生かしつつ、課題のインテリア感を向上させた。“世界で一番美しいモニター”を目指した」(同社)

photo 金属のフレームにガラス板をディスプレイ上に施した斬新なデザインで目指したのは“世界で一番美しいモニター”
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 モニターには「画素密度で業界ナンバー1」(同社)という6.5インチワイドのWVGA(800×480ピクセル)TFT液晶パネルを採用。タッチパネル機能付きで「円を描くと拡大/縮小」「山を描くと帰路設定」というイージーオペレーションが好評のジェスチャーコマンド機能も装備している。

photo タッチパネル機能搭載の6.5V型WVGA TFT液晶パネルを採用

 ワンタッチで着脱でき、内蔵HDD内の地図データや音楽/映像コンテンツの更新が自宅PCで簡単に行える本体機構がXYZシリーズの特徴だが、XYZ777/同EXは1DINの本体からコアユニット(HDD+メイン基板)を引き抜いてPCに接続することで従来機同様にHDD内コンテンツを活用できる「トランスポータブルHDD」を採用。HDDオーディオプレーヤー機能(Sonic Stage3.1付属)やHDDビデオプレーヤー機能(MPEG1/2/4再生対応)などで自宅の音楽/映像ライブラリーを車内で楽しめる。PCとの接続はUSB2.0による高速転送に対応。HDD容量は30Gバイト。

photo 1DINの本体からコアユニットを引き抜いて自宅へ

 3D CGを駆使したリアルな映像によって進行方向を直感的に認識できる動画案内「モーションストリートガイド」はコンテンツをさらに増強。新搭載した同社独自3D動画描画技術“XYZマップエンジン2”によってデータを高圧縮することで約1万カ所のデータを収録したモーションストリートガイドがNV-XYZ777EXに標準で付属する。NV-XYZ777はサンプルデータのみ収録。

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