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» 2005年06月02日 19時22分 UPDATE

特集:夏ボで狙いたい液晶テレビ今度は国産パネル――“あの格安液晶テレビ”を見てみた (1/3)

フラットテレビ市場を低価格路線で突っ走るバイ・デザインが4月に発売した「d:2632GJ」。同社の大型タイプとしては久しぶりに国産パネルを採用しており、リーズナブルな価格と合わせて気になっている人も多いのではないだろうか。その実力を検証した。

[坪山博貴,ITmedia]

 リーズナブルな液晶/プラズマテレビで話題をさらっているバイ・デザイン。無闇にモデルチェンジをすることなく、既存製品も市場動向や製造コストなどに合わせて、こまめに販売価格を変更する手法で常にプライス面の魅力を維持している。

 ワイド液晶テレビは、30/27/22インチと既に十分なラインナップを持っていた同社だが、4月に26インチワイドの「d:2632GJ」を追加した。なぜ、27インチがあるのに26インチを投入したのかといえば、従来製品が海外メーカー製のパネルを採用していたのに対し、「d:2632GJ」は国産パネルを採用して、さらなる高画質を狙った製品だからだ。

photo デザインは黒一色で、外形寸法は同社の27インチ「d:2732GJ」と同一。スピーカーが両サイドに付いているタイプなので、幅が80.85センチと大きめだ

 無論、“国産パネル=高画質”は早計だが、サイズの近い「d:2732G」と比較してみると、コントラスト比が500:1から800:1に向上し、応答速度は16ミリ秒から15ミリ秒へわずかながらも高速化。さらに、パネル解像度も1280×720ピクセルから1366×768ピクセルに向上している。つまりパネルとしての基本スペックは間違いなくグレードアップしているわけだ。輝度は500カンデラとスペックに変更はない。

 デザインは同社共通のテイストで、「d:2632GJ」に限っていえば「d:2732GJ」と変わらない。デザインも外形寸法も、まったく同じで、液晶パネルがサイズダウンしたぶん、フレーム幅が少し大きくなっているというわけだ。もちろん、これは部材共通化によるコストダウンのためだろうが、デザイン的にはとくに違和感を感じるものではない。

photo ティルトは上下方向のみで、20度まで傾けることができる。視野角は上下、左右ともに170度と広く、床置きにしても問題ない
photo 本体の操作スイッチは右側の背面にある。基本的にはリモコン操作で、本体スイッチはエマージェンシー用だろう。ただし、入力切り換え、音量調整など一通りの操作はできる
photo 付属のリモコン

 内蔵するチューナーは、地上波アナログ、BSアナログと、これまた同社の大型液晶テレビ共通のスペックだ。映像入力にS入力が1つしかない点は気になるものの、D4入力が2系統あり、十分カバーできるだろう。ただ、デジタルチューナーを備えていないため、デジタル放送を前提にすると実質的にD4端子が1つという捕らえ方もできる。不足とは言わないが、豊富ともいえない印象だ。

photo 背面左側にRGB、D4端子×2(それぞれ音声はステレオミニジャック)、AV出力がある
photo 右側にヘッドフォン出力、2つのAV入力(1つにはS端子装備)、地上波アナログとBSアナログのアンテナ入力を装備する。なお、左右とも少し奥まった位置にあり、カバーを付けてケーブルは下方向から引き出すようになっている

きれいな黒の沈み込みにナチュラルな発色

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