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» 2005年06月08日 22時14分 UPDATE

“ハイビジョンハンディカム”を見てきました

ソニーマーケティングが、普及型のHDビデオカメラ“ハイビジョンハンディカム”「HDR-HC1」のマスコミ向け体験会を実施。従来のDVカメラとの差は歴然の“高精細映像”をじっくり見てきた。

[西坂真人,ITmedia]

 ソニーマーケティングは6月8日、先月発表したHDV1080i方式デジタルHDビデオカメラ“ハイビジョンハンディカム”「HDR-HC1」の体験会をマスコミ関係者向けに開催した。

photo “ハイビジョンハンディカム”「HDR-HC1」

 HDR-HC1は、同社がパーソナル/ホームユース向けに投入する普及タイプのHDビデオカメラ。従来のDV規格(720×480ピクセル)の約4.5倍という高精細なハイビジョン映像(1440×1080ピクセル)で記録できる「HDV1080i方式」を採用している。

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 体験会では、HDR-HC1と従来のDVカメラとで同じ被写体を撮影し、その映像の違いをスクリーン/リアプロTV/液晶テレビに映すというデモンストレーションで高精細さをアピールしていた。

photo 上が従来のDVカメラ(DCR-HC41)で撮影したSD映像(4:3)、下がHDR-HC1で撮影したハイビジョン映像(16:9)
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 同社は、世界初の業務用ハイビジョンカムコーダー“HDCAM”「HDW-700」など放送機器分野で培ったHDビデオカメラの技術を生かして、昨年9月に世界初の家庭用HDV1080i方式HDビデオカメラ「HDR-FX1」を発表。この画期的な商品で、ハイビジョンでのビデオ撮影をプロの世界からアマチュアにも手が届くレベルまで引き下げた。

 とはいえ、片手では支えきれないHDR-FX1の大きさと重さは、家庭用をうたうには苦しかった。

 HDR-HC1は、HDR-FX1と同じHDV1080i方式でのハイビジョン撮影を可能にしながらも、サイズは188(幅)×94(高さ)×71(奥行き)ミリで重さが約670グラム(撮影時770グラム)と片手で操作できる小型サイズを実現した。

photo HDR-HC1(左)、HDR-FX1(中央)、HDW-700(右)

 ハイビジョン映像(1080i)を録画するメディアには、通常のDVカメラで使われている安価なミニDVテープが使える。本体内に搭載したハードウェアMPEG-2エンコーダ/デコーダを使ってMPEG-2方式で記録することで、従来のDV方式と同じ撮影時間(最長60分)を確保している。

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 撮像素子には総画素数297万画素の自社開発1/3インチCMOSセンサー(原色フィルター)を使用。高速読み出し/ワイドダイナミックレンジ/スミアレス/低消費電力など、CMOSならではのメリットを持つ。

 「CMOSはCCDに比べて信号処理速度が非常に速い。SD映像に比べて情報量が格段に増えるハイビジョン映像は、CCDだととても信号処理が追いつかない。またCMOSは消費電力が少ないので、放熱のためのボディの作りこみも少なくて済む。ペットボトルサイズを実現できたのは、CMOSのおかげ」(同社)

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