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» 2005年07月21日 05時49分 UPDATE

uVALUEコンベンション2005日立が考える“未来の街角” (1/2)

日立グループのプライベートショウ「uVALUEコンベンション2005」が東京・有楽町の国際フォーラムで開幕した。ユビキタス”がテーマだけに、車や駅、商店街など、身近な場所のIT化を進める技術が目立つ。気になるものをピックアップしてみた。

[芹澤隆徳,ITmedia]

 日立グループのプライベートショウ「uVALUEコンベンション2005」が東京・有楽町の国際フォーラムで開幕した。地下ホールの展示会場には、昨年までの「日立ITコンベンション」と同様、グループ各社の研究成果がずらりと並ぶ。“ユビキタス”がテーマだけに、車や駅、商店街など、身近な場所のIT化を進める技術が目立つようだ。気になるものをピックアップしてみた。

photo 東京国際フォーラムで開催中の「uVALUEコンベンション2005」

鏡はサイフの敵?

 まずは、昨日発表した「Miragraphy」(ミラグラフィ)。拡散フィルムを貼り付けたハーフミラーに裏側からプロジェクターで投影するという表示装置だ。人感センサーを備えており、人が前に立つとバックエンドにあるPCから映像を出力する仕組み。普段は鏡にしかみえないため、知らずに覗き込んでいると、自分の顔に別の映像が重なって驚かされる。

photo ミラグラフィにガラスが割れたような映像を表示するデモ。通りすがりの来場者もびっくり

 もちろん、ミラグラフィは単なる“びっくりアイテム”ではない。ミューチップリーダーやCCDカメラなどと連携し、さまざまなシチュエーションでサービスを提供できる。たとえばブティックを想定したデモンストレーションでは、ミューチップ入りの商品タグを読み込み、関連商品の映像を呼び出していた。来店客は、試着している服とコーディネートしやすい商品を手間なく探し出せるわけだ。もっとも、余分な買い物も増えてしまいそうだが……。

photo 黄色いワンピースのタグをかざすと、同色のリボンが付いた帽子の映像を表示した

 ミラグラフィの価格は、本体とプロジェクター、PC、センサー、スピーカーといった基本構成で135万円(参考価格)から。発売は9月30日の予定だ。

通行人を追いかける案内表示

 「Impressive Screen」(インプレッシブスクリーン」は、ちょっと変わった案内表示板だ。普段はただの情報案内を映し出すプラズマディスプレイ。しかし、目の前を通行人が横切ると赤外線センサーが反応し、進行方向に合わせて“行き先案内”を表示してくれる。しかも、まるで通行人を追いかけるように画面上を移動するのだ。

photo 55インチのプラズマディスプレイを横に並べたインプレッシブスクリーン。通行人の歩く速度に合わせ、案内表示も画面上を移動する

 実は、スクリーン下の黒い部分に赤外線センサーとスピーカーが横一列に並んでいる。その数はスクリーン1枚あたり10個。これが通行人に反応し、案内の表示位置を調整している。「通行人の何気ない動きに画面や音が反応することで、その人の注意を引くことができます。興味を持った通行人が立ち止まれば、さらに詳細な情報を表示します」(担当者)。

 たとえば、通行人が歩いていると進行方向にある店舗の案内しか表示されないが、立ち止まると施設全体の案内図を表示するといった具合だ。通行人の注意を引きつけておき、イベント案内や広告を表示することもできる。

photo 立ち止まると左右の案内図が表示される

 価格は55型スクリーン1台で約220万円、2台で約400万円。このほか、ミドルウェア(15万円)と別途コンテンツ制作費が必要になる。

どこでもドアディスプレイ

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