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» 2005年08月01日 06時27分 UPDATE

レビュー16:9&広角28ミリの“ワイドな楽しさ”――新LUMIX「DMC-LX1」 (1/5)

16:9のワイドCCDを搭載した話題のデジカメ松下“LUMIX”「DMC-LX1」をさっそく使ってみた。手ブレ補正付きのワイドズームでどんな写真が撮れるのか、フルマニュアルモードの使い勝手はどうなのか、じっくりと検証してみたい。

[永山昌克,ITmedia]

 松下電器産業のデジカメ“LUMIX”の新シリーズ第1弾が「DMC-LX1」である。昨年ブレイクした「DMC-FX7」やその後継機「DMC-FX8」から、大型液晶や手ブレ補正機構のメリットを受け継ぎつつ、ワイドズームという新たな価値を加えている。

photo 8月26日発売予定の“LUMIX”「DMC-LX1」。写真のブラックのほかに、シルバーのカラーバリエーションがある。実売予測価格は6万3000円前後

 ワイドズームとは、標準的なズームレンズよりもさらに広い範囲が写るレンズのこと。ワイド側の焦点距離が35ミリ換算でおよそ28ミリ以下のレンズを指すと考えていい。その利点は、広大な風景や巨大の建築物などを広々とした構図で撮れることや、室内などの狭い場所を余裕を持って写せることなどだ。また、遠近感がより強調されるので、肉眼よりも迫力のある画面構成を作りやすい。

photo レンズは光学4倍の「ライカDCバリオエルマリート」で、開放F値はF2.8〜4.9と標準的。もはやLUMIXではおなじみの光学式の手ブレ補正ジャイロ「MEGA O.I.S.」を内蔵する

 これまでに出たコンパクトボディのワイドズーム機としては、リコー「Caplio」シリーズを筆頭に、キヤノン「PowerShot S60/S70」、富士写真フイルム「FinePix E510」などがある。ただしDMC-LX1のワイドズームは、これらのモデルとはちょっと違う。

 画面のアスペクト比が、コンパクトデジカメで一般的な4:3ではなく、16:9という横長比率のワイドズームなのである。つまり、横または縦に細長いワイド写真を撮れる。このことがDMC-LX1の個性であり、いちばんの魅力だ。

 ちなみに、すでに生産は完了しているが富士写真フイルムの「FinePix F710/F810」でも、同じように16:9のワイド撮影を楽しめる。ただしFinePixでは画面の上下をカットすることでワイドモードを実現していたが、DMC-LX1の場合はCCDそのものが16:9のワイド比率になっている点が大きく異なる。

風景を横長に切り取る行為が新鮮で楽しい

 DMC-LX1で撮ったワイド画像は、ワイド液晶を搭載したPCやワイドテレビなら、ほぼ画面いっぱいに見られるが、一般的な4:3のディスプレイでは上下が空いてしまう。また、A4やL判に印刷する場合も、用紙の上下に無駄な余白が生じる。

photo レンズの鏡胴部分にアスペクト比の切換スイッチ、およびAF/AFマクロ/MFの切換スイッチがある
photo アスペクト比4:3では、焦点距離は34〜136ミリ相当で、有効画素数は600万画素になる
photo アスペクト比3:2では、焦点距離は32〜128ミリ相当で、有効画素数は700万画素になる
photo アスペクト比16:9では、焦点距離は28〜112ミリ相当で、有効画素数は840万画素になる。上の3カットは同じ位置に人形を置いているが、アスペクト比16:9を選ぶと、最も広い範囲が写ることがわかる
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