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» 2005年08月04日 00時00分 UPDATE

今日から始めるデジカメ撮影術:第28回 水辺と防水デジカメの関係 (1/3)

海、川、水遊び……。夏に出かける場所には「水」がある。今回は夏休み特別編って感じで「防水系デジカメ」で遊んでみよう。水に濡れても平気、というだけでずいぶん楽しみは広がるのだ。

[荻窪圭,ITmedia]

防水系デジカメとは

 普通のデジカメ(に限らず、携帯電話やiPodもそうなんだが)は水に弱い。濡らしてはダメだし、濡れた手で使うのもはばかられる。隙間から中に水が入ることで故障しかねないからだ。

 でも夏といえば、海や川、子供がいたら庭でビニールプール、最近増えている「親水系」の水で遊べる公園など、水があるところへ遊びに行くことが飛躍的に多い。そういうとき防水系デジカメがあると「濡れ」を気にせず遊べて面白いのだ。

 防水系デジカメといっても、大きく2つに分けられる。1つはデジカメ自身が「防水仕様」のもの。といってもそんなにたくさんあるわけじゃない。

 水がかかってもOKだけど水没はダメよ、という「生活防水」型として、オリンパスのμDigitalシリーズやニコンの「COOLPIX S2」などがある。どちらも「JIS保護等級4級」相当で、「水の飛沫によって有害な影響を受けない」レベル。

 続いて、水没させてもOKという「完全防水」型がペンタックスの「Optio WP」。これはJIS保護等級8級と非常にハイクオリティで「水中撮影が可能」な完全防水の製品だ。ただし、深さと時間に条件がある。水中撮影が可能な製品はどれもそうなのだが、水深何メートルで何分間まで使えるかが明記されているのだ。これは重要で、深くなればなるほど、水中に長くいればいるほどカメラにかかる水圧が大きくなってくるためである。Optio WPは水深1.5メートルで30分。プール程度なら潜ってもOKだが、海では素潜りもちょっと危ないというレベルだ。

ak_P1020261.JPG Optio WP

 もう1つは、カメラは普通だけど、防水ケースに入れることで撮影の幅が広がりますよという製品。ダイビング時にカメラを持って行って写真を撮りたいというニーズは広がっており、多くのデジカメが水中撮影用の防水ケース、いわゆる「水中ハウジング」を用意している。

 でもダイビング用だと「水深40メートル」クラスまでサポートするため、どうしてもケースが大きくて高価になる。

 ユニークなのがソニーが「DSC-T7」(以下、T7)用に出している「スポーツパック」。水深3メートルという制限が付くが、その分低価格で小さい。厚さは28ミリともともとT7が超薄型なだけあって、スポーツパックに入れた状態でも普通のデジカメと変わらない厚みで、かなりの水中撮影が可能になるのだ。

ak_P1000136.JPG T7用スポーツバック

 せっかくの夏なので、防水デジカメやお手軽なスポーツパックで水のあるところでいろいろ撮って遊ぼうというのが今回の趣旨なのである。

まずは身近なところから

 水中系デジカメを手にしたら、まずは身近なところで使ってみよう。とりあえず洗面台に石やらミニカーやらを沈めて撮ってみた。

 水中で注意すべきことはいろいろあるが、まずは画角。空中と水中で光の屈折率が違うので、写る範囲が変わる。約1.3倍ほど望遠になると思えばいい。

 洗面台で水に沈めつつ撮る。

ak_DSC00796.jpg まだ水はは入っていない。これが普通の画角
ak_DSC_00797.jpg 半分水没。水面下が歪んで写っている。レンズはまだ水の上
ak_DSC00800.jpg カメラとともに完全に水没。水が入る前の写真と同じ位置で撮っているが、こちらの方がやや望遠気味だ。このくらい違う

 このように確かに水中写真の方がやや望遠気味に写るのである。水中だとどうしても暗くなるしホワイトバランスも難しくなる。よってストロボを焚いた方がいいことも多い。

ak_DSC00801.jpg ストロボを焚いてみた

 こんな調子で洗面台のみならず風呂場でも遊べるが、デジカメの動作保証温度はたいてい0〜40度であるからあっという間にそれを超えちゃうし、CCDは温度が高くなるとノイズが増えるので、お湯の場合はその辺に気をつけること。

海や川で遊んでみる

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