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» 2005年08月18日 09時00分 UPDATE

今日から始めるデジカメ撮影術:第29回 虫とマクロと望遠の関係 (1/3)

夏休みに公園へ行くと、セミやトンボ、ハチなどの虫がたくさんいる。そんな季節は、昆虫を「捕る」……のではなく「撮って」みよう。

[荻窪圭,ITmedia]

 夏休みといえば「虫」。公園へ行くと360度すべてがセミの声で覆われ、花を見るとチョウが舞い、水辺にはトンボがいて、クヌギの根っこで子供がカブトムシをほじくってる季節だ。

 よって、昆虫を捕る……いや「撮る」のである。

 昆虫を撮影するときのポイントは2つ。マクロと超望遠だ。この2つを駆使しよう。

超望遠でセミやハチを撮る

 木がたくさんあるところへ行くと、そこかしこでセミが鳴きまくっているので容易に撮れそうなのだが、あにはからんや、上を見上げてもなかなか見つからない。木の幹にいると保護色でわかりづらいし、人が近寄ると鳴くのを止めるし、高いとこにいたり裏側にいたりするのだ。基本的に日の当たる側には、いてくれないのである。

 声を聴きながら、低い位置から探そう。意外に低いところにいてくれたりするし、低いところにいてくれないと遠くて写真を撮るのが難しいのだ。枝が斜めになっていたら必ず上ではなく下側にいるので、慣れると探しやすい。

 まず探す。いろんな角度から探す。で、撮る。

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 ……ブレる。木に囲まれていると昼間でも暗いので、手ぶれ補正付望遠デジカメでもブレちゃうのだ。感度を上げるなりなんなりの工夫が必要だ。さらに……。

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 正面から撮ると木と色が似ているので目立たなくて面白くもなんともない。いわれないとセミだとわからない写真になってしまう。

 コツは横や斜めから撮ること。そうすると少しはわかりやすくなる。さらにフラッシュを積極的に使ってみよう。

photo フラッシュはオフ
photo フラッシュを焚いてみた

 超望遠時のフラッシュが何メートルまで届くかは機種によって違うのでなんともいえないが、うまくいけばこのように効果的だ。

 たまに無防備なセミがいてくれると、12倍ズーム機でこのくらいまで近寄れてうれしい。やはり山の近く、自然が多い場所の方がセミも無防備で簡単に撮らせてくれる。

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 近寄れないときはデジタルズームを使おう。2倍くらいならあまり画質を落とさずに撮れるはずだ。

 セミをかっこよく撮りたいなら、アブラゼミよりヒグラシやツクツクボウシやミンミンゼミのように羽が透明な方がいい。それが透けてたりするとなおよい。

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 こんな感じである。

 セミ撮影の難しさはやはり暗さ。基本的にセミがたくさんいるところは木が茂っていて暗いのだ。昼間でも積極的にフラッシュを使いたい。

 ハチも望遠で撮りたい被写体だ(マクロで近寄って撮りたいとは思わないわな……)。ただハチは小さいので望遠側でギリギリまで寄って撮らないと面白くない。虫はとても小さいので、それをでかく撮ってでかい画面で見て、迫力を楽しんだり肉眼では気づかなかった新しい発見をするのが面白かったりするのだ。

 そこでひまわりの周りを飛び回るハチに挑戦。とにかくじっとしててくれないので、ひまわりにピントを合わせて連写モードで撮りまくるのだが、難しいのはピント。ピントが合う最短距離まで近寄りたいというのが1つ。もう1つは望遠側だとどうしてもピントの合う範囲が狭くて、また相手が動いていると難しい。

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 飛んでいる瞬間をちゃんと捉えるには、ある程度当たりをつけてピントを固定して待つしかないだろう。

マクロでカブトムシを撮る

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