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» 2005年08月25日 19時26分 UPDATE

映像美は上位機ゆずり――松下が“1インチ1万円”の戦略プラズマ (1/2)

松下電器産業が、ハイビジョンプラズマテレビのエントリー機「PX50シリーズ」を発表。50V/42V/37V型いずれも1インチ1万円前後の普及価格だが、上位モデル並みのパネルや回路を搭載。CMキャラクターの小雪さんも発表会に登場。

[西坂真人,ITmedia]

 松下電器産業は8月25日、“世界初”フルHD対応65V型プラズマテレビの発表と同時に、普及タイプのハイビジョンプラズマテレビ「PX50シリーズ」3機種を発表した。すべてオープン価格で9月10日から発売する。市場想定価格は、50V型の「TH-50PX50」が58万円前後、42V型の「TH-42PX50」が44万円前後、37V型の「TH-37PX50」が34万円前後になる見込み。

photo 普及タイプのハイビジョンプラズマテレビ「PX50シリーズ」

 PX50シリーズは、同社プラズマの上位シリーズ「PX500シリーズ」と同じハイビジョンプラズマパネルを採用しながら、同画面サイズの製品と比べて価格を10〜25%引き下げた地上/BS/CSデジタル対応のエントリーモデル。

photo 50V型の「TH-50PX50」
photo 42V型の「TH-42PX50」(左)と37V型の「TH-37PX50」(右)

 パネルだけでなく、新たに開発した高画質システム「PEAKS(ピークス)」エンジンを搭載するほか、リアルブラック駆動方式による3000:1の高コントラスト比、奥行き感ある映像を再現できる「ディープブラックフィルター」などを装備。また、3次元空間でカラーマネジメントを行う「ビビッドカラークリエーション」、1ドット単位のエンハンサ(輪郭補正)技術「サブピクセルコントローラー」、動画擬似輪郭ノイズを抑える「モーションパターンノイズリダクション」、映像のディティールを忠実に再現する「インテリジェントエンハンサー」、「14ビットノイズリダクション」など、上位モデルと同様の高画質化回路を盛り込んで「高画質」と「普及価格」を両立させている。

photo 右が液晶、左がプラズマ(TH-42PX50)。視野角が広いのもプラズマの特徴

 パネル発光効率の向上、独自の制御技術、LSIの集積化による部品点数の削減などによって、年間消費電力量の大幅な減少に成功。37V型で219kWh/年(年間電気代の目安4818円)と、従来機種(PX300シリーズ:382kWh/年、8404円)に比べて43%も少なくなった。「年間消費電力量を公開している薄型テレビ(プラズマ/液晶)の中で業界最小の年間消費電力量を達成できた」(同社)。パネル寿命も約6万時間(パネル輝度半減期)と長寿命設定になっている。

photo 他社製37V型液晶テレビと「TH-37PX50」(右)の消費電力比較
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