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» 2005年11月16日 18時55分 UPDATE

“アコギ”らしさに五郎も納得――ヤマハ新「光るギター」 (1/2)

ヤマハが、誰でも弾ける“光るギター”のアコースティックギターバージョン「EZ-AG」を発表。“アコギ”らしさにこだわった仕上がりに、ゲストの野口五郎さんも感心しきり。リードギター版の開発状況も聞いてみた。

[西坂真人,ITmedia]

 ヤマハは11月16日、光スイッチによってコード演奏ができる“光るギター”のアコースティックギターバージョン「EZ-AG」を発表した。12月10日から発売する。価格はオープンで、市場想定価格は2万5000円前後になる見込み。

photo “光るギター”のアコースティックギターバージョン「EZ-AG」

 同社は2002年6月に「誰にでも弾ける」をコンセプトにした電子楽器「EZシリーズ」第1弾として“光るギター”「イージーギター EZ-EG」を発売。これは、インターネットを通じてユーザーから意見を募り商品開発を進めた同社初の顧客参加型製品だ。2004年11月には同シリーズ第2弾の“歌う! トランペット”「イージートランペット EZ-TP」もリリースしている。

photo 初代“光るギター”EZ-EG(右下)と“歌う! トランペット”EZ-TP(上)

 “光るギター”EZ-EGは、リズムに合わせて右手でかき鳴らすだけで自動的にコード演奏できる簡単プレイに加えて、ネック部分に弦を模した光スイッチをフレットごとに用意。曲データのコードに対応して光ったスイッチを左手で押さえることでもコード演奏ができるという仕組みで、知らず知らずにコードが覚えられるというレッスン機能も備えていた。

 光るギターのバージョンとなる今回の新製品は、ボディ部分にアコースティックギターと同じ空洞部分を持たせるとともにサウンドホール部分に口径10センチの大型スピーカーを搭載。内蔵スピーカーからの音に共鳴を加えた“アコギ”独特のサウンドを作り出している。サイズは863(幅)×(奥行き)×(高さ)ミリで重さは約1.9キロ。電源はACアダプターによる給電のほか、乾電池駆動(単三形×6)でケーブルレスの演奏も可能。アルカリ乾電池を使用時は約5時間の演奏が行えるという。

photo ボディの空洞部分と口径10センチの大型スピーカーで“アコギ”独特のサウンドを実現
photo 乾電池駆動も可能

 電子楽器だけに音色のバラエティも豊富で、「ギター」の音色だけでもフォーク/クラシック/12弦/ジャズ/オクターブ/クリーン/ミュート/オーバードライブ/ディストーションと9種類用意されているほか、「ベース」は8種類、そのほか「おたのしみ」としてバンジョー/三味線/ピアノの音色が弾けるなど、全部合計で20もの音色を楽しめる。

photo 操作部

 また、「Tears In Heaven/Eric Clapton」「Stand By Me/Ben E. King」など60〜70年代の洋楽の楽曲データ12曲分と、代表的なコード進行(13コンテンツ)を本体にプリインストール済み。また、同社の音楽ポータルサイト「ミュージックイークラブ」内にある「音楽データショップ」の3500曲以上あるデータから、EZ-AGへ好きな曲をダウンロードすることも可能だ(1曲210円の有料サービス)。

 開発を担当した同社PA・DMI事業部EKBマーケティング部企画担当課長の旭保彦氏は「EZ-EG開発後にユーザーからいろいろな意見をもらった。その中で要望の多かったのが、アコースティックギターバージョン。開発コンセプトは『“アコースティック”へのあこがれとこだわり』。開発している部署はデジタル製品を扱っているのだが、“楽器へのこだわり”を大事にした。こだわりのポイントは、お腹に響くリアルサウンド、ブルブル感たっぷりな弦、カッティング奏法も実現、60〜70年代の洋楽で外国アーティスト気分といったところ。これ1台でパフォーマンスはばっちり。“やってみたかったけど、出来なかった”ことを実現できる製品」と語る。

photo 「ターゲットはFのコードで挫折したギター経験者」という旭氏のコメントに、ズバリ該当する筆者を含め会場の数人が苦笑い
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