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» 2006年02月16日 09時01分 UPDATE

レビュー:MPEG-2も変換不要――“大人”の携帯動画プレーヤー、NEC「VoToL」 (1/4)

NECの「VoToL」はMPEG-2ファイルをそのまま再生可能というライバルにはない特徴を持つ携帯動画プレーヤー。動画を持ち出す際の手間が大幅に省けるほか、“大人の携帯嗜好品”というコンセプトにふさわしい質感や機能も備えている。

[渡邊宏,ITmedia]

 第5世代iPodやPSPなどの登場・普及に触発されたのか、動画の視聴可能な携帯プレーヤーという製品ジャンルに勢いが感じられる。積極的な製品展開を見せるのはAVC TechnologyやMPIO、Samsungといったアジア諸国のメーカーだが、国内大手メーカーのひとつ、NECからもマルチメディアプレーヤー「VoToL」(ヴォトル)が登場した。なお、今回のレビューは試作機を利用してものであることをあらかじめお断りしておく。

photo VoToL

 「VoToL」のコンセプトは“大人の男女の携帯嗜好品”。アルミの質感をいかしたシックなデザインのボディは緩やかな曲線がつけられており、VoToL Capと名付けられている光沢のあるキャップとあいまってウイスキーなどを携帯するポケットボトルを連想させる仕上がりとなっている。

photo 右(上)側には機能選択を行うVoToL Cap
photo 左(下)側に向かって緩いカーブを描いているボディ

 本体サイズは123(高さ)×61(幅)×18(厚さ)ミリ、約188グラム。30GバイトのHDDを搭載するほか、SDカードスロットも備えている。同じく30GバイトのHDDを搭載するiPodよりは大柄だが、PSPほどの大きさはない(iPodのサイズは61.8×11×103.5、PSPのサイズは172×23×74)。液晶サイズは2.7インチで、iPodより若干大きい(iPodは2.5インチ)。解像度は320×240ピクセルでiPodと同様だ。

photo 左からPSP、VoToL、iPod(30Gバイト)

 基本的には本体を横にし、左手で保持、右手で操作というスタイルとなる。本体下部の緩いカーブがちょうど手のひらにフィットし、ホールド感は良好だ。決して小型軽量とは言い難いが、重量バランスが良く、手にした際に気になるほどではない。ストラップホールも用意されているが、本体を横に構えると右手首にストラップがかかるようになっている。左手で保持することを考えれば、ストラップホールの位置は本体下側(横置き時の左側)のほうが望ましいだろう。

 左側面にはSDカードスロット/ホールド機能兼用の電源スイッチ/ヘッドフォンコネクタ。右側面にはAC入力端子、PCとの接続に利用する専用端子が用意される。専用端子は携帯電話のコネクタに類似しており、同期/充電などを行うクレードルもオプションで用意される。ACアダプタが小型なのも評価できる。

photo 右側面(上)と左側面(下)。右側面にはAC入力端子とPC接続に利用する専用端子。左側面はSDカードスロットなどが用意される。ストラップを取り付けるのも左側面

 本体上側に操作インタフェースは集中している。動画/音楽/静止画などの各再生を切り替える「VoToL Cap」、十字キーおよび決定キーとして機能する「セレクトリング」、1画面(1階層)戻るための「Back」ボタン、利用中の機能に対応した各種項目を表示する(ブックマーク登録や各種情報表示など)「Guide」ボタンが用意されている。独立した音量調節のボタン/キーは設けられておらず、動画/音楽の再生時にはリングキーの上下を使用する。

photo 充電中の画面。ボトルの水を満たすビジュアルで表現される
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