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手のひらサイズでハイビジョン撮影――ソニー HDVハンディカム「HDR-HC3」

» 2006年02月21日 15時05分 公開
[ITmedia]

 ソニーマーケティングは2月21日、HDV1080i方式デジタルHDビデオカメラ“ハイビジョンハンディカム”「HDR-HC3」を発表した。3月3日に発売する。価格はオープンで、市場予想価格は16万円前後。

photo “ハイビジョンハンディカム”「HDR-HC3」

 DV規格(720×480ピクセル)の約4.5倍の映像サイズとなるハイビジョン映像(1440×1080ピクセル)で記録できるHDV1080i方式を採用した家庭用ビデオカメラ。昨年5月に発表した「HDR-HC1」に続く、家庭向けハイビジョンハンディカムの第2弾となる。

 サイズは82(幅)×78(高さ)×139(奥行き)ミリ・重さ約500グラム(本体のみ)と手のひらサイズを実現し、HDR-HC1(71×94×188ミリ、680グラム)と比べて容積・重量とも約26%減らした。「民生用HDV1080i方式デジタルハイビジョンビデオカメラとして世界最小・最軽量」(同社)。

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 ハイビジョンハンディカム用に新開発した有効199万画素の「クリアビッドCMOSセンサー」を搭載。コンパクトモデルながらも「高感度撮影」と「高画素静止画記録」を両立した。クリアビッドCMOSセンサー独自の画素配列によって1画素あたりの面積を拡大、最低被写体照度11ルクスの高感度撮影を実現。独自の画像処理エンジン「新エンハンスド イメージング プロセッサー」による画素補間技術で、有効画素数の倍密度となる400万画素での静止画記録が行える。

photo カラーはシルバーのほかブラックも用意

 また、動画撮影中でも最大230万画素の静止画(16:9)を同時記録可能。動画撮影時に本体上のフォトボタンを押すことで、1度の動画撮影中に最大3枚まで静止画記録が行える。そのほか、4倍のコマ数で高速撮影して3秒のシーンを12秒のなめらかなスローモーション映像として記録する「なめらかスロー録画」機能も搭載した。

 本体のインタフェースとしてHDMI端子を搭載。HDMIケーブル(別売り)1本でHDMI端子搭載テレビと接続でき、手軽にハイビジョン映像が楽しめる。HDMIのほかD端子やコンポジット端子も装備。

 液晶モニターには2.7インチワイド(21.1万画素)の「クリアフォト液晶プラス」を採用。レンズはカールツァイス「バリオ・ゾナーT*」を採用した光学10倍ズームで、焦点距離は5.1-51ミリ(41.3-485ミリ相当)。

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