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第55回 記録と観察の関係今日から始めるデジカメ撮影術(3/3 ページ)

» 2006年08月24日 11時00分 公開
[荻窪圭,ITmedia]
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1日中の空を追いかけてみよう

 最後はインターバル撮影屋外編。

 朝から晩まで空の動きをとり続けてみよう、がテーマである。かといってカメラを野ざらしにもできないし、屋外に放置するのも危険なので、ベランダに三脚を設置し、空に向かってカメラをセット。空の色の違いが分かるようにホワイトバランスを晴天にセット。

 まずはたまたま雲の動きが面白かった午後4時から撮ってみた。

 順番に並べてみたんだけど、目立つ低い雲は南から北へ雲が流れてるのだ。でも遠くの雲は西から東に流れてる。この辺が面白い。

 続いて、日の出から日の入りまで仕掛けてみた。

 この場合、インターバル撮影のスタートは手動なので、明け方まで起きてなきゃいけないのが辛い。ともあれ日の出直前まで起きてて撮影開始。

 あとは普通に1日を過ごし、夜にカメラを回収するだけである。

 日の出直後の朝焼けを浴びた空。

 雲ひとつない9時。

 一斉に雲が過ぎていく11時。

 薄い雲と夏らしい青空の午後2時半。

 夕焼けを浴びた午後6時。

 そして日が暮れた午後7時すぎ。

 無事1日の空の様子を撮れた。

 これで夕立でもあれば完璧だったんだけど、さすがにそこまでおいしいはなしはそうそうない。

 こうして一定時間ごとに撮った写真って、全部まとめて動画にするとまた楽しい。1日を数秒で体験できるし、雲の動く様子がとてもよく分かる。インターバル撮影機能を備えているデジカメを持っている人は是非一度試してみよう。

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