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» 2006年09月29日 11時54分 UPDATE

「お利口さん」と言いたくなる学習リモコン「Harmony」 (1/3)

ロジクールの「Harmony」は、サイバーな外観とカラー液晶ディスプレイが印象的な学習リモコンだ。しかも「アクティビティ」と呼ばれるインテリジェントなマクロ機能を備え、ユーザーの手間を省いてくれるらしい。

[芹澤隆徳,ITmedia]

 北米では2004年から販売されているLogitech(日本法人はロジクール)の学習リモコン「Harmony」シリーズが、ようやく国内でも発売された。昨年の「2005 International CES」で同社ブースを取材したライター氏に「面白い」と聴かされて以来、個人的にも興味をそそられていた製品だ。

 海外では7機種が販売されているが、日本向けのラインアップは「HM-882」「HM-522」の2機種。今回、試用したHM-882は、北米市場でミッドレンジモデルにあたる「HM-880」をローカライズしたもので、日本のデジタル放送向けに4色カラーボタンを追加したほか、ひらがな/カタカナ/漢字表示、ラージフォント(大きめの文字表示)対応などが新しい。もちろん、Harmonyの特徴である、ネット連携による設定や、インテリジェントマクロ機能というべき“アクティビティ”は健在。このあたりは後で触れることにして、まずは特徴的なハードウェアを眺めてみよう。

photo 見た目の印象より軽く感じる。実際の重さは約164グラム(バッテリー含まず)。本体サイズは、55(幅)×200(長さ)×30(厚さ)ミリ。
photo デジタル放送向けに4色カラーボタンを追加

 見ての通り、HM-882のデザインはちょっとサイバーな印象だ。中央を絞った形状は好き嫌いが分かれそうだが、実際に持ってみるとバランスが良く、ちょうど親指が方向キーやボリュームといった頻度の高いボタンにかかるところに好感が持てる。気になるのは、液晶画面の両サイドにあるボタンが小さく、クリックも固めという点だ。アクティビティや個別の機器を操作するときなど、このボタンを使う機会は多いから、もう少し大きいほうが良いと思う。

 重さは約164グラム+バッテリー。上面にUSB端子(ミニB)、底面に学習用の赤外線受光部がある。電源は充電式バッテリーで、充電用のクレードルが付属する。バッテリー駆動時間は状況によって異なるが、「だいたい1週間程度は持つ」(同社)。ちなみに今回は試用のために頻繁に使用したため、3日ほどでバッテリーがきれたが、普段からクレードルを定位置にしておけば全く問題はないだろう。そのためのクレードルなのだから。

photophoto 上面にUSB端子(ミニB)、底面に学習用の赤外線受光部がある

 リモコンを持ち上げると、内蔵のセンサーが働き、液晶のバックライトをオン。このときボタン類も青く光るため、暗い部屋でも不便なく使える。なお、付属のクレードルも同様に青く光るため、暗闇の中でも置き場所には困らない。

photophoto クレードル(左)。写真ではちょっとわかりにくいが、ボタン類も青く光る
photo LifeStyle仕様のHarmonyが完成。でも、この壁紙は大失敗。背景を白にしたため、白抜きの文字がすごく読みにくくなった。壁紙は色が濃いほうがいいようだ

 液晶ディスプレイは、贅沢にカラータイプを採用している。学習リモコンにカラー液晶を載せる必然性はあまり感じないが、とりあえず見やすいから良しとする。解像度は160×128ピクセルで、付属のWebアプリケーションを使って背景(壁紙)やアイコン、フォントサイズなどをカスタマイズできるのも特徴だ。また、写真データを入れてスライドショー再生も可能。画像は24bitのJPEG、GIF、BMP、PNGをサポートしており、最大160Kバイトまでアップロードできる。試しに「+D Style」のロゴデータを壁紙に設定してみたが……。

 日本語表示に関しては、前述のようにひらがな/カタカナ/漢字に対応しているが、実際に使ってみると漢字は「再生」「入力」「切替」など限られた単語だけ。外観がサイバーなだけに、「USBがせつぞくされました」などと表示されると、ちょっと悲しい気がする。

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