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第74回 建物と傾きと日差しの関係今日から始めるデジカメ撮影術(2/3 ページ)

» 2007年06月14日 08時00分 公開
[荻窪圭,ITmedia]

距離と写り方

 建物全体と撮ろうと思うと、近くでは難しい。広角にして、しゃがんで、低い位置から見上げて撮るしかない。

 そうするとどうしても遠近が強くついて全体像がよく分からない。その遠近感を楽しみたいときは別だが、全体の形を見たいときはちょっと離れて撮るのがいい。

 ちょっとずつ離れながら、この教会が同じくらいのサイズになるようちょっとずつズームしながら撮ってみた。ちょっと離れた方が尖塔がしっかり見えて建物の形状もしっかりしてくるが、その分、距離が離れるのでジャマものが映り込んできちゃう。特にこのときは広場で工事してたのでなおさらだ。この辺の兼ね合いが難しいところ。

 次はお城編。

 近くから見上げて撮るのと、遠くから望遠でちょっと高い位置から撮るのではこれだけ形が違う。

 さらに東京タワー編。

 東京タワーの足元からめいっぱいローアングルで撮ってみた。

 東京タワーくらい目立つと、どの方向からでも撮れる。でも非常に高いので、かなり離れないと全体像は見えない。

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