デル・テクノロジーズは5月9日、顧客情報が漏えいした可能性があるとユーザーに告知した。同社がユーザーに送ったメールで分かった。氏名、住所、製品の注文情報について、外部からアクセスされた可能性があるという。デルがユーザーに送ったメールは以下の通り。
海外メディアは、今回の漏えいが大規模なものである可能性も報じている。セキュリティ情報を発信するWebサイト米Daily Dark Webによれば4月28日、何者かがハッキングフォーラムで「2017年から24年にかけてデルから製品を購入した顧客の情報4900万件を盗んだ」旨を主張していたという。
Daily Dark Webは、データのうち約700万行が個人、約1100万行がコンシューマー事業者、残りはパートナー企業や学校、詳細が不明な団体なものだったとしている。データには米国、中国、インドなどの情報が含まれ、顧客の氏名や住所、郵便番号、製品・サービスのシリアル番号や注文番号が記載されていたという。
米TechCrunchはこの情報がユーザーへの告知と一致していると指摘。米Dell Technologiesの広報担当者に問い合わせたところ、コメントを拒否されたと報じている。
ITmedia NEWSがデル日本法人に詳細を問い合わせたところ「メールに記載されている内容以上の詳細などについては現在調査中」との回答があった。
【追記:2024年5月10日午後1時】デル日本法人に対する問い合わせの回答について追記しました。
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