コラム
» 2007年07月11日 01時28分 UPDATE

「夢のペット」ロボットにみる動きのツボ (1/2)

セガトイズの「夢のペットシリーズ」に、本物はちょっと飼いにくい「フクロウ」や「オウム」が仲間入り。低価格ながら、リアルな外観とツボをおさえた仕草が面白い。

[芹澤隆徳,ITmedia]

 セガトイズの「夢のペット」シリーズが好調だ。低価格ながらリアルな外観とツボを押さえた仕草が人気を呼び、動物を飼いたくても飼えない家庭や、一人暮らしの人を中心に販売数を伸ばしている。そして秋には、本物はちょっと飼いにくい「フクロウ」や「オウム」が仲間入りする。

photo 「夢ひよこ」

 同社は2002年から「夢ねこ」「夢こいぬ」など「夢のペット」シリーズを展開しているが、たとえば昨年発売の「夢ねこスマイル」は初年度4万8480台を販売し、今期も5万台の出荷を計画している。同様に今春発売した「夢ひよこ」は発売当初に品薄状態となる人気で、年内の出荷計画は10万台に設定した。セガトイズでは、“代理ペット”ロボットを基幹事業の1つに据え、さらに拡大するという。今まで、どちらかというとニッチな製品ジャンルの1つと捉えていたのだが、認識を改める必要がありそうだ。

 「夢のペット」シリーズは、開始当初から“本物に似せる”ことにこだわり、外観はもちろん、その動きや音を可能な限り再現した。たとえば、「夢ひよこ」は、羽根をパタパタ動かしたり、手のひらに抱いたまま頭を撫でていると寝てしまったりする。放置していると時々「ピーピー」と鳴き出し、抱き上げると嬉しそうに羽根を動かす。

 「夢ねこスマイル」は、頭や頬、お腹など全身5箇所にセンサーを内蔵し、撫でると嬉しそうな鳴き声を出したり、喉を鳴らしたりする。コスト的な制約の大きい玩具というジャンルにありながら、人間が「かわいい」と感じる動作はしっかり押さえた。もちろん本物の動物のように粗相することはない。「夢ねこ」は、壁で爪を研いだり、暖かいノートパソコンの上に寝そべって仕事の邪魔をしたりはしない。

photo 「夢ねこスマイル」の新製品「アメリカンショートヘア」

 逆の言い方をすれば、人間にとって都合のいい部分だけを再現しているため、本当の意味でペットの代替とはいいにくい。それでも、動物を飼いたくても住宅事情やアレルギーなどのために飼えない家庭や、一人暮らしの癒しにはなるし、子どもたちの一時的に盛り上がった欲求を満たすこともできるだろう。つまり、小学校の裏門あたりでオジサンが売っている「カラーひよこ」を買って親を困らせる子どもは減ると思われる(私も買いました)。

 そんな「夢のペット」シリーズに新たなアイテムが加わった。まず、「夢ねこスマイル」に「アメリカンショートヘア」が追加される。アメショーは、前バージョンの「夢ねこ」にも採用された人気の猫種だ。さらに新キャラとして、アカスズメフクロウをモデルにした「夢ふくろう」と「夢おうむ」が登場する。

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