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» 2008年09月17日 08時30分 UPDATE

秋のフルHDビデオカメラ(2):笑顔を切り取るソニー「HDR-CX12」、マニュアル派も満足の松下「HDC-HS100」 (1/2)

前回はフルHDが当たり前となったデジタルビデオカメラの現状を説明した。今回はソニー「HDR-CX12」とパナソニック「HDC-HS100」の特徴を動画を交えて見てみよう。

[小山安博,ITmedia]

笑顔を切り取るソニー「HDR-CX12」

ソニー「HDR-CX12」

 ソニーの「HDR-CX12」は、記録メディアにメモリースティックPRO デュオ/PRO-HG デュオを利用するタイプ。一般的な横型スタイルだが、同種製品中でも小型軽量化が進められているのが外観上の大きな特徴だ。

 本体サイズは69(幅)×67(高さ)×129(奥行き)ミリ、約450グラム(撮影時)で、連続撮影時間は約1時間40分(連続撮影時間)、約50分(実撮影時間)となっている。8GBのメモリースティックが付属し、HD画質(16Mbps)で約55分の撮影が可能だ。

 ハイビジョン撮影時の記録方式はAVCHDだが、SD撮影時にはMPEG-2と切り替わる。撮像素子には1/3.13型クリアビッドCMOSを採用し、動画撮影時の有効画素数は381万画素(16:9)。レンズは光学12倍ズームのカール ツァイス「バリオ・ゾナーT*」レンズを搭載する。レンズの焦点距離は40〜480ミリ(35ミリ判換算時、16:9)、F値はF1.8〜F3.1。光学式の手ブレ補正機能を搭載する。

photophoto 「HDR-CX12」。レンズ横にストロボ、右下にカメラコントロールダイヤルを搭載する

 光学式のファインダーはなく、液晶モニターとして2.7型21.1万画素のクリアフォト液晶プラスを搭載。タッチパネル式なので画面をタッチして操作できるのが特徴だ。

photophoto 液晶はタッチパネル式だが、メニュー画面を出すためには液晶横のホームボタンを押す。ズームや録画を液晶脇のボタンでも行える(写真=左)、再生ボタンはこの位置。暗闇でも撮影できる「ナイトショット」はスライドスイッチでオンにできる(写真=右)

 顔検出機能「顔キメ ビデオ」を搭載し、動画撮影時も顔にピントと露出を合わせるとともに、肌の色を検出して明るく見せることで“美肌”効果をプラスしたり、さらに顔として検出された部分へのビット配分を高くして顔部分の画質を向上させるなど、興味深い機能が搭載されている。

 同社のデジタルカメラにも搭載されている「スマイルシャッター」も面白い機能だ。人の顔の笑顔を検出する機能だが、ビデオ録画中に笑顔が検出されると、自動的にその瞬間を静止画として撮影し、記録する。

photo スマイルシャッターで笑顔がきちんと収められた

 顔キメビデオをオンにしておけば、笑顔になるたびカメラが自動的に撮影してくれるので、こちらはなんの操作をする必要もない。3段階から笑顔の検出精度を設定できるほか、大人と子どものどちらを優先して笑顔を撮影するかも決められる。

photo レンズ脇にあるカメラコントロールダイヤル。押し込んで設定、回転で設定変更となる

 デジカメ“サイバーショット”では既におなじみの機能であり、精度に関してもあまり違和感なく利用できる。敏感にしすぎると、かなりの数の写真が撮れてしまうのでほどほどがいいのかもしれないが、動画撮影中に意図的に笑顔の写真を撮るのは難しい。あとから映像を見て切り出すよりも、撮影された静止画からベストショットを探す方が手間はかからないので、たくさん撮れても許容できる印象だ。

 レンズ脇には小さな「カメラコントロールダイヤル」を配置。フォーカスやカメラの明るさ、AEシフト、WBシフトの割り当てが可能になっており、撮影時にダイヤルを押し込んでから回転させることでいずれかの機能をダイレクトに設定できるようになる。

 本体には「イージーボタン」が配置され、このボタンを押すと設定できる項目が少なくなるかわりに、顔検出や笑顔検出がオンになり、簡単に撮影できるようになる。

 インタフェースはタッチパネルを生かしたもので、設定も画面を指でタッチしていく。タッチパネルということでアイコンも工夫はされているが、ややアイコンサイズは小さく、もう少し大型化してくれた方がタッチしやすいと感じた。

photo 動画撮影中にフォトボタンを押すと、最大760万画素(3680×2070)の静止画を撮影できる
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