レビュー
» 2009年02月05日 08時30分 UPDATE

日常でも使いたいタフネスデジカメ――オリンパス「μTOUGH-8000」 (1/5)

防水、耐衝撃の“タフ”デジカメ「μTOUGH-8000」は、見た目も使い勝手も中味もフルオートカジュアル系。顔認識や補正機能も搭載し、アウトドアだけでなく、普段使いもバッチリだ。

[荻窪圭,ITmedia]

 オリンパスのコンパクトデジカメといえば、μ。なかでも「完全防水+耐衝撃+耐寒冷」という最高の特徴を備えたのがSWシリーズだった。でもSWじゃあどんな製品か伝わりにくい、ということか、2009年から新たに「μTOUGH」という名前がついた。これは分かりやすい。とにかく「タフ」である。タフだけどコンパクトで日常的に持ち歩いても違和感がないっていうすごいカメラ。

 それが「μTOUGH-8000」と「μTOUGH-6000」。上位モデルの「μTOUGH-8000」の方がより深く潜れてより衝撃に強く、水中10メートルで2メートルからの落下衝撃と100kgfの耐荷重に耐えられる。下位モデルの「μTOUGH-6000」はよりカジュアルで、水深3メートルで落下衝撃は1.5メートルだ。どちらも耐寒についてはマイナス10度までOK。

 今回はレビューするのは上位モデルの「μTOUGH-8000」だ。

hi_IMG_0646.jpghi_IMG_0648.jpg 「μTOUGH-8000」。スリムでスタイリッシュ系のデザインながらこのように水に打たれても平気

基本性能と3つの特徴

 基本スペックは2008年モデルの「μ1030SW」を継承。レンズは屈曲光学系ながら28ミリ相当からの3.6倍ズーム。日常用としてもこの広角はうれしいし、水中では画角が少し狭くなるので広角は欠かせない。

hi_DSC_4712.jpghi_DSC_4713.jpg 正面から、撮影時はこのように自動的にレンズカバーが開く。フラッシュの横にあるのはLEDライト。スーパーマクロ時にフラッシュがわりに照明として使えるほか、ライトだけを照らすことも可能。夜のアウトドアで役立ちそう

 撮像画素数はとうとう1200万画素に達し、CCDシフト式の手ブレ補正機構を備えた。2008年モデルは光学式手ブレ補正を未搭載だったので、それだけでもぐんと魅力的になったといえる。ハードウエア的な進化といえばまず手ブレ補正だ。手ブレ補正機能自体はあまり強力ではないが、あるのとないのでは大違いだ。

 撮影距離はスーパーマクロモード(焦点距離が36ミリ相当に固定される)で2センチ、マクロモードではワイド端で10センチまで寄れる。ISO感度は64から1600。ISOオートでは64〜200。ISO64で結構ひっぱる傾向がある。全体にもうちょっとシャッタースピードを速めにしてもいいかなと思う。高感度オートだとはやめに感度が上がり、上限はISO800となる。

 防水かつ耐衝撃なアウトドアっぽいカメラだが、見た目も使い勝手も中味もフルオートカジュアル系。その辺がこのシリーズの特徴だ。アウトドアしか似合わないカメラでは普段使いにはしづらいしね。

 カメラとしてのポイントは3点。ひとつめは「アウトドア系」の性能。残り2つはほかのμシリーズ同様、「フルオート系機能」と「人物撮影系機能」だ。

 「アウトドア系」はまず防水と耐衝撃。それに加えてボディも傷が付きにくい「ハイブリッドチタンコーティング」、ディスプレイ面も明るくて見やすい上に傷がつきにくいハードコートと撥水(はっすい)コートが施されている。

 さらにグローブをはめていても操作できる「タップコントロール」。ボディの左を叩くとAF、右を叩くとフラッシュのモードが変わるし、シーンモードを「スノー」にしたときはモニターを2回叩くとシャッターが切れる。1回だと再生になり、再生時は左右を叩くことで写真を切り替えたり、スライドショー時にカメラを傾けると画像が切り替わる。

 ここまでやっている割に撮影方向(縦横)の検知はしてくれないのはナゾなんだが。

 「フルオート系」は「iAUTO」ポジション。いわゆる「おまかせオート」で、これにしておけば、ポートレートや風景、マクロなど自動的に5つのモードを見分けてくれるし、笑顔を検知して自動でシャッターを切るスマイルシャッターも可能になる。

 3番目の「人物撮影系」は顔検出AFと連動して、顔に露出を合わせたり暗部を持ち上げてくれる「顔検出パーフェクトショット」(フェイス&バックコントロール)。顔認識機能と暗部補正機能が合体したものと思えばいいだろう。普段はこれをオンにしておいていいかと思う。

hi_DSC_4755.jpghi_DSC_4764.jpg BEAUTYモードを選ぶとこの画面になり、撮影後にこのような処理画面になり、補正画像が作られる

 新たに用意されたのが「ビューティーモード」。このモードだと、通常の撮影をしたあと、別途デジタル処理をほどこして肌を滑らかに処理して保存する(このデータは2Mサイズになる)機能。「美肌化した画像も保存してくれる」というわけだ。

hi_DSC_4760.jpghi_DSC_4762.jpg 再生時のメニュー。左にあるかんたん補正と、左下のビューティーメイクがポイント(写真=左)。ビューティーメイクで選べる処理はこの4パターン。画像から顔を検出して、顔に対して処理をする。顔が見つからないときは使えない(写真=右)

 再生時もこれらをベースにした「逆光補正」や「ビューティーメイク」機能がある。ビューティメイクでは目を大きくしたり目の中にちょっと輝きを入れるといった技が用意されている。あまりハデに加工するわけじゃないので液晶モニター上では分かりにくいが、面白い機能だ。

hi_hosei.jpg 元画像に対して、ビューティメイクで「クリアースキン」「シャイニージ」「ドラマチックアイ」の3つをフルにかけてみた。その目元の拡大図。目が少し大きくなり、肌が滑らかになってるのが分かる
hi_DSC_4761.jpg 簡単補正には、逆光自動調整(暗部が持ち上げられる)と赤目補正がある
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