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» 2010年07月16日 21時33分 UPDATE

夏のボーナス活用:2万円以下で音にこだわるヘッドフォン/イヤフォン12機種ガイド (1/3)

ヘッドフォンの良し悪しで、iPodの音楽は楽しくもつまらなくもなる。そこで今回は、2010年の上半期に頑張った自分へのご褒美として、夏のボーナスを活用したヘッドフォン/イヤフォンのベストチョイスを紹介しよう。

[野村ケンジ,ITmedia]

 ヘッドフォンの良し悪しで、iPodの音楽は楽しくもつまらなくもなる。そうは分かっていても、なかなか高額モデルには手を出しにくいのが正直な話ではないだろうか。そこで今回は、2010年の上半期に頑張った自分へのご褒美として、夏のボーナスを活用した、ヘッドフォン/イヤフォンのベストチョイスを紹介しよう。予算は2万円以下に定めたから、もし別の出費予定があっても、何とか予算は確保できるはず。お気に入りのモデルを見つけ出すことが出来れば、数年間は楽しみ続けることが可能だから、是非ともこの記事を参考に、好みのモデルを見つけてほしい。

 ちなみに今回の製品紹介に当たっては、iPod touchで掲載全モデルの試聴を行っている。そのサウンドクォリティーは確認済みなので、あとはお好みで、それぞれのベストワンを選び出してほしい。

AKG K370 カナル型

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製品概要:スタジオ用モニターヘッドフォンで有名なAKGがラインアップする、カナル型ヘッドフォンの上級モデル。iPhoneでの用途も考慮されており、マイクと通話のオンオフが可能。音楽再生時には再生や曲送りなども行える。ドライバーはダイナミック型。

音の概要:モニターらしいというべきだろう、中高域にピンとした張りがあり、音楽を贅肉なくストレートに表現してくれる。一聴すると音がラフに感じられるが、よくよく聴き込んでみると音の細かい部分までよく見えてくるので、聴感上の解像度はしっかり確保されている様子。空間表現も文句ない。ロックやジャズなどは、グルーブ感を積極的に引き出してくれるため、音楽を存分に楽しめる。再生ジャンルをほとんど選ばない優等生っぷりもありがたい。

音質評価  
解像度 (粗い−−○−−きめ細かい)
帯域幅 (ナロー−−−○−ワイド)
帯域バランス (低域重視−−−○−フラット)

BOSE around-ear headphones TriPort オーバーヘッド型

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製品概要:フルカバータイプのオーバーヘッドフォンながら、140グラムの軽量ボディと柔軟性の高いパッドによって、軽快な装着と高い遮音性を両立している。心理音響学に基づいた音響チューニングは、心地よさとともに、ヘッドフォンとしては望外の空間的広がりも確保している。

音の概要:何度となく紹介しているが、そのたび一つ覚えのように「ボーズサウンド」と紹介する以外に書きようのない、普遍的なキャラクターを持つ製品。最低域はそれほど延びていないが、絶妙なバランスとボリューム感を持つ低音と、ヌケの良いダイナミックなサウンドによって、音楽をより心地よい方向へ調理してくれている。聴かせどころのツボを心得た見事さはボーズならでは。時に苦手な曲も露呈するが、魅力あるサウンドを前にするとそれほど気にならないのも確か。

音質評価  
解像度 (粗い−○−−−きめ細かい)
帯域幅 (ナロー−−○−−ワイド)
帯域バランス (低域重視−○−−−フラット)

オーデイオテクニカ ATH-CK90PRO カナル型

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製品概要:オーディオテクニカの幅広いラインアップのなかでも、ミドルクラスに位置する音質追求モデル。ドライバーはバランスド・アーマチュア型を2基搭載する。ホーン形状の導管を採用することで振動率をアップ、木目細やかなサウンドを堪能できる。

音の概要:「超解像度を誇るモニターサウンド」というキャッチコピーのとおり、ワイドレンジさと解像度感の高さは逸品。ダイナミックレンジも幅広いうえに表現がきめ細かく、演奏の隅々まで見渡せる。不得意なジャンルは一切ないが、ピッタリはまるのはフルオーケストラ系。低音が強調されていないので、電車内などではわずかに物足りなさを感じる人がいるかもしれないが、個人的にはあまり気にならない。モニター系のヘッドフォンを愛用している人にもピッタリの製品だ。

音質評価  
解像度 (粗い−−−−○きめ細かい)
帯域幅 (ナロー−−−○−ワイド)
帯域バランス (低域重視−−−−○フラット)
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