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取り外すとハンディライトに変身! バッテリー内蔵のLED電球「Magic Bulb」橘十徳の「自腹ですが何か?」(1/2 ページ)

» 2012年09月07日 20時06分 公開
[橘十徳,ITmedia]
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 防災用品というのは常日頃から置き場所を決めてきちんと覚えておくのが一番だが、それでもいざ災害が起きると慌てたりして、どこに置いたのか忘れてしまうこともある。ところが今回紹介するバッテリー内蔵LEDライト「Magic Bulb」(マジックバルブ)なら、置き場所を忘れてしまうことはまずないと思う。なぜならこのライト、ハンディライトとして使えるだけでなく、普段は口金に取り付けて電球として使えるからだ。

バッテリー内蔵LEDライト「Magic Bulb」。発光部には蓄光テープが貼ってある

 内蔵のリチウムイオンバッテリーは口金に取り付けてスイッチを付けると充電されるので、点灯する機会の多い場所に取り付けておけば、いざというときにバッテリーが放電して使えなくなることもない。しかもこの電球、ハンディライトとして使う場合は胴体が伸びるので手に持ちやすい。防災用に最適なLEDライトということで、さっそく購入することにした。

 購入した店は「コンプモト 楽天市場店」で、価格は希望小売価格が4900円のところ、税・送料込みで3771円。ふつうのLED電球に比べると高めだが、ほかにはない製品ということで納得した。この製品には電球色と白色の2種類があるが、今回は電球色を選んだ。

スポットライトのような形状で配光角が狭い

 円筒形のパッケージに入って届けられたこの「Magic Bulb」、開けてみるとふつうのLED電球に比べてサイズが少し大きい。胴体収納時のサイズは70ミリ(直径)×110(長さ)ミリで、胴体を伸ばすと長さは140ミリとなる。LED電球はだいたい直径が60ミリ台だから、それに比べると少し太めだ。発光部には丸い小さな蓄光テープも貼ってあり、暗闇でも位置を確認できる。

側面にスイッチ(左)。胴体を伸ばした状態。長さは140ミリとなる(右)

 全光束は280ルーメンで、これは白熱灯の20ワット型に相当するが、直下の明るさ(下半球光束)は白熱灯の40ワット型で照らした場合とほぼ同じとのこと。ただしバッテリー駆動時は時間経過とともに光量が減光するという。

 発光部は平たく、スポットライトのような形状で、配光角は60度とかなり狭い。リビングなどの広い場所よりも、トイレなどの狭い空間に使うほうが適していると思う。

 重量は160グラムと少し重めだが、ふつうのLED電球でもこれくらいの重さのものはある。バッテリーや電源スイッチなどが搭載されていることを考えれば、むしろよくこの重さに抑えたというべきなのかもしれない。

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