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オーテク、オープン型のフルモデルチェンジなど新製品盛りだくさんBluetoothモデルも充実(1/2 ページ)

» 2012年10月16日 21時19分 公開
[芹澤隆徳,ITmedia]
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 オーディオテクニカは10月16日、2012年秋の新製品発表会を開催し、オープン型ヘッドフォンのフルモデルチェンジなど、幅広い新製品群を発表した。10月から順次発売する予定だ。

 発表会であいさつに立った同社の松下和雄社長は、今年の4月で創立50周年を迎えたことを改めて報告した後、昨年10月に発表した数量限定の“50周年記念モデル”はすべて完売したことを紹介した。また次の50年に向けた経営方針として「時代に即した柔軟な経営体制」を挙げ、BluetoothやWi-Fi、そしてAirPlayなどの新技術を積極的に取り込んでいく方針を示した。

オーディオテクニカの松下和雄社長(左)。発表会の様子(右)

オープンエアー型ヘッドフォンをフルモデルチェンジ

 新製品の1つは、8年ぶりとなるオープンエアー型「ADシリーズ」のフルモデルチェンジ。新しいフラグシップモデル「ATH-AD2000X」は、パーメンジュール磁気回路とOFC7N(純度99.99999%の無酸素銅)ボイスコイルを採用した専用設計の53ミリ径ドライバーを搭載し、5〜4万5000Hzという広い再生周波数帯域と「緻密(ちみつ)な音表現」が特長だ。また、ハウジング内部の空気を拡散するディフューザーを新設計し、音の広がりを演出。フレームはマグネシウム合金製で、バッフルにはフィン型の空気経路を設けつつ、強度の確保と軽量化を両立させた。

「ATH-AD2000X」は、新たに平板ステンレスのヘッドバンドと立体方正のスウェード素材イヤーパッドを採用して装着感も向上。イヤーパッドは従来の「線」接触から「面」接触に変わったことで、低域のヌケを防ぎ、迫力の低音を再生する

 新たに平板ステンレスのヘッドバンドと立体方正のスウェード素材イヤーパッドを採用して装着感も向上させた。本体重量は265グラム。コードは左右両出しの独立アース線構造(4芯)となっている。インピーダンスは40オーム。価格は8万1900円で、11月16日に発売する。

 また、オープンエアー型のラインアップとして、同じく53ミリ径のドライバーを搭載した「ATH-AD1000X/ AD900X/ AD700X/ AD500X」をラインアップした。

オープンエアー型のラインアップ(右)

型番 ATH-AD2000X ATH-AD1000X ATH-AD900X ATH-AD700X ATH-AD500X
価格 8万1900円 5万400円 オープン(2万円前後) オープン(1万5000円前後) オープン(1万円前後)
発売時期 11月16日

鬼胡桃ハウジングのヘッドフォンも登場

 “耳にかけるスーツ”がコンセプトの「EARSUIT」(イヤスーツ)シリーズからは、人気の木製ハウジングモデルのニューフェースとして、ジャパニーズ・ウォルナットを採用した「ATH-ESW11LTD」が登場する。

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