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» 2012年11月30日 17時40分 UPDATE

イメージ一新! スタイリッシュなハイエンド、ヤマハ「HPH-PRO500」「HPH-PRO300」 (1/2)

ヤマハの新しい高級ヘッドフォンを聴き比べ。クラブ系ヘッドフォンに近いスマートなデザインながら、使い勝手にもかなり気を配ったことが伺える。そして音質も……。

[野村ケンジ,ITmedia]

 ハイレゾ音源を聴き始めると、手持ちのオーディオ機器に対する疑問と欲が出てくる。例えばヘッドフォン。確かに良い音なのだが、このヘッドフォンは、本当にこの音源の持つ情報を余すところなく再生できているのか? と考えたことはないだろうか。

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 そんな人に紹介したいのが、先ごろデビューしたヤマハの「HPH-PRO500」と「HPH-PRO300」だ。同社から久々のリリースとなる本格派の高級ヘッドフォンで、スタイルもこれまでのヤマハブランドからイメージするテイストとは異なり、クラブ系ヘッドフォンに近い、スマートなデザインが採用されている。

ts_yamahahph01.jpg 「HPH-PRO300」のアイボリーホワイト(左)と「HPH-PRO500」のレーシングブルー(右)。価格はいずれもオープン。HPH-PRO300は11月下旬発売で3万円前後、HPH-PRO500は12月中旬発売で5万円前後になる見込みだ

 そのあたりの理由を尋ねてみると、どうもアメリカのヤマハ法人(正式にはヤマハ・コーポレーション・オブ・アメリカというようだ)が開発に関わっているようで、アメリカ市場のニーズや流行を反映した結果なのかもしれない。確かに“メイドインジャパン”のヤマハとはやや趣きが異なっているが、これはこれで、魅力的なセンスだと感じる。

ts_yamahap04.jpgts_yamahap07.jpg 両モデルに「エボニーブラック」と呼ばれる光沢黒のカラバリもある。こちらはAV機器にもマッチしそう

 なお、「HPH-PRO500」と「HPH-PRO300」は、ほぼ同じテイストのスタイルでありながらも、直接の上下関係にはない。HPH-PRO500はアラウンドイヤータイプ、HPH-PRO300はオンイヤータイプとサイズや使い方が異なるためだ。HPH-PRO500はケーブルを着脱式にするなど、細かい部分でも差別化が図られている。ということで、まずは「HPH-PRO500」の詳細から紹介していこう。

高級モデルのこだわりが詰まった「HPH-PRO500」

 一言で言い表すならば、“密閉型のアラウンドイヤーヘッドフォン”となる「HPH-PRO500」だが、そのディーテールを見ると、高級モデルならではのこだわりが随所に反映されていることが分かる。

 まずドライバーは、ネオジウムマグネット採用の50ミリ口径を搭載。エンクロージャー部にはアルミ製ハウジングや亜鉛合金製ロゴプレートを採用することで、ワイドレンジかつクリアなサウンドを実現しているという。また、22オームの低インピーダンス設計と耐入力1000mWという余裕ある耐久特性も確保し、ポータブルプレーヤー(ヘッドフォンアンプなし)でも存分に活用できるようになっている。

ts_yamahahph04.jpgts_yamahahph02.jpg 左右どちらのハウジング部にも接続できる“デュアルコネクト”

 一方、ユーザビリティーの面でもさまざまな考慮がなされている。まず、フラットタイプとすることで、耐久性と絡みづらさを両立した着脱式ケーブルは、好みや用途に応じて、左右どちらのハウジング部にも接続できる“デュアルコネクト”を採用。さらに、iPhone/iPod/iPad対応のリモコン付きと、リモコンなしの2タイプが付属している。長さも、リモコン付きは1.2メートル、リモコンなしは3メートルとし、室内、屋外で便利に使い分けられる。

ts_yamahahph06.jpgts_yamahahph05.jpg 室内用のケーブルは3メートルと十分な長さ。標準ヘッドフォンジャックに接続するためのアダプターも付属する(左)。折りたたんでコンパクトに持ち運べる(右)

 イヤーパッドには柔らかいウレタン素材をチョイス。実際に数時間連続使用してみたが、それほど圧迫感を感じることはなかった。そして、アラウンドイヤータイプの高級ヘッドフォンながら、コンパクトに折りたためる点もありがたい。

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